atoiuma’s blog

人生あっという間。マイペースにおもしろく。

タイ語学習を半年続けたのでその記録

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去年バンコクに行った時の写真。ライフ is スイーツとはまさに私のためにあるような言葉だ。ここのマンゴープリンが美味しい。早く行きたい。。。

 

さて、タイ語を習い始めてから、早いもので半年が過ぎた。よくぞ挫折せずに続けた!えらい!

 

日本語、英語に続く第三言語であるタイ語を半年やってみて、思ったことやメモを残しておく。

 

 

 

半年学習した今のスペック

  • スクールで、発音編→会話編まで進んだ。
  • タイ文字はまだ習っていないが、独学でとりあえず書くことは可能。
  • タイの映画やドラマを見ると、簡単な挨拶は聞き取り可能。
  • タイの友人たちにボイスメッセージを送ると、とりあえず理解してもらえるが、たまに「はー?」と言われる(その時は深く傷つく。。。) 

 

発音について

一般に、タイ語の発音は難しいと言われている。実際に半年やってみてその通りだと感じている。いったい何が難しいのか。

 

まずは「声調」だ。中国語やベトナム語にもあるシステムで、音の高低のこと。上がったり下がったりすることで意味が変わってしまう。日本でいう「雨と飴」「箸と橋」みたいな感じだ。日本語、特に標準語は音の高低が少ないので、最初タイ語を喋るときは体力を使った。ただ、声調に関しては個人的にそれほど難しくは感じない。慣れてしまえば、クリアできる。

 

問題は、「有気音と無気音」「末子音」などの小賢しい音たちだ。実にめんどくさい!

 

有気音と無気音はその名の通り、息を吐く音と吐かない音のこと。息を吐かないってなんだよ!と思うんだけど、実は「ガギグゲゴ」とか、息がほとんど出ていない。私たち日本人はその識別をしないのだけど、彼らはする。それによって意味が変わるのだ。。。ティッシュを口の前に置いて練習するんだけど、ストレスでハゲそう。だから最近は雑にやっている。髪は財産だ。守らねば!

 

末子音とは、末尾の音だ。例えば、jet, jep, jekという音がある。日本では「ジェット、ジェップ、ジェック」となる。ところが、タイ語では語尾を発音しない。つまり「ジェッ、ジェッ、ジェッ」となる。でも、音は3つとも違うのだ。t、p、kの音の前の口は違うからだ。tの時は、舌が上にくっついてるし、pは唇が閉じている、kは口が開いている。ところが、その音の違いがわからない。pはなんとなく口が閉じるような音が聞こえるのだが、kとtはダメだ。同じ音だ。自分では同じ音だなと思いながら発音をするのだが、先生はちゃんと聞き分けている。アメイジングタイランド

 

他にも母音の数が多いとか、「あ」と「う」の間の音とか細かいことが出てきてもう嫌や。自分の中で「これが正しい発音!」という軸がまだ定まっていないというのもあって、ストレスフル。

 

音に不安があると語学学習がしんどくなる。特に私は英語の勉強を音読中心にしてきたので、余計にそう感じる。大事なのは、とにかく声に出すこと。間違った音で覚えたくないから、ネイティブのCDを聞いてそれを真似たり、シャドーイングしたり。そうすると、どんどん英語が血肉化してきていい感じになってくる。これを一つの成功体験として、タイ語にも応用していきたいわけだ。ところが、ご覧の有様である。だからもうタイに留学したい。そして一日中タイ人ともみくちゃになって、バンバン発声したい。そうすればどんな音が彼らに通じるのかがわかるし、自信もつくに違いない。

 

なんか愚痴っぽくなってしまったので、明るいことも書いておこう。

 

私はタイ語の音が好きだ。毎週スクールに行って先生の発音を聞くたびに、きれいだなと思う。何がどう好きかはうまく言語化できないので、いくつか動画を載っける。

 


แผลเป็น(SCAR) - Atom ชนกันต์ [LYRIC AUDIO]

 


PLEASE - Atom ชนกันต์【OFFICIAL MV 】

 


อ้าว - Atom ชนกันต์ [Official MV]

 

お気に入りのatom。もちろん何を言ってるのか全然わからん。でも、聞いてて心地良い音。

 


【ピムとタイ語】ありがとうと言われたらどう返事すればいい?💐คำตอบรับคำขอบคุณ

 

0:50に出てくる「コップンナー」とかすごく可愛い音だ。音の高低があると、感情が乗っかっているように聞こえる。関西弁が好きな理由に似ている。

 

また、タイの男性は語尾に「クラップ」を、女性は「カー」をつけるのだが、語尾の伸びる感じがすごく好き。でも、男性は伸ばせない。なんで男性はクラップなんだ、私もカーがいいぞ!と思って先生に聞いたら、「気持ち悪いのでやめてください」と言われた。タイ人女性の中には、彼氏に「カー」を使って欲しい人もいるらしい。でもそれは女っぽく聞こえるので、基本はクラップでいくべきとのこと。やっていくしかないか。。。

 

文字について

タイ文字に関しては、独学でやっている。使っている本は、これ。

タイと日本人のハーフである中島マリン先生の本。 とりあえず文字はだいたい書けるようになり、今は読み方を中心に学習している。

 

独学だしまだ終わらせた訳じゃないのでなんともいえないのだけど、タイ文字は難しくないと思う。確かにルックスはぶっ飛んでるけど、いざ取り組んでみると覚える量は少ないし、毎日書いてれば慣れてくる。実は今、タイ文字学習が一番楽しい。仕事の休憩時間にサクッとやるのが日課で、毎日楽しみにしている。

 

文法について

 

まだ発音編を終えて会話に入ったばかりなのでこれまたなんとも言えない。

 

第三言語を学ぶということについて

明らかに英語学習の経験が活きてるから楽。言語の基本的なルールは英語で学んでいるので、「これは英語でいうwhatですよね?」なんて形で整理していく。そうすると、inputが早い。

 

タイ語人格について

言語にはモードがあると考えている。私の場合、日本語を話している時と英語を話している時ではキャラクターが違うのがはっきりわかる。英語を使うと、ユーモアが自然と出てきたり、ポジティブになったり、感情表現が豊かになる。日本語では恥ずかしいと思うことも、英語ではさらっと言えたりする。このモードが手に入ったことは、英語を学習して良かったと思う大きなポイント。多分「演技する」という行為に近いと思う。人前で舞台に上がってあれこれやるのは恥ずかしくて無理だけど、外国語を身につければそれが日常生活でできるのだから素晴らしい。

 

タイ語が使えるようになったらタイ語モードが手に入るのではないかとワクワクしている。ただ、まだ半年だし、人格を持つほど使ってないので今のところ変化なし。どちらかというと、日本語モードでタイ語を使っている印象。早くタイモードが欲しい。

 

スクール学習の効果

タイ語は発音が重要で、しかも難しい。だから独学ではなくちゃんとスクールにいくべきだとされている。結果、それは正しかった。独学だったら挫折していたに違いない。というか、過去に本を使っての独学に失敗してるんです、私。もちろんyoutubeに音源もあるし、発音が細かく書かれている本もあるから独学できないわけじゃないと思う。でも、やっぱりお金を払ってでもスクールに行く価値はある。

 

メリットとして、

  1. 強制力が働くので挫折しにくい。
  2. 勉強のリズムが出来る。
  3. タイ語を勉強する仲間ができる。
  4. 日本語を話せるタイ人先生と関われるので、語学の質問も出来るしタイ社会について面白い話も聞ける。
  5. サードプレイスになる。

 というわけで、これからも通学する予定。

 

週一でも、語学は伸びる

最後に、これ。

 

受験生の時によく言われたのが、「英語は毎日やれ!1日サボるだけで勘が鈍る!」だ。私が英語の勉強をしていた時代も確かに毎日やっていた。継続は力なり。

 

で、基本的には週一しか学んでない(文字の練習だけはほぼ毎日している)タイ語がどうなっているかというと、ちゃんと伸びている。単語の知識も溜まってきたし、発音も少しずつ上手になっていると思う。 もちろん成長スピードは早くないが、ちゃんと進んでいる。これは発見だった。そんなに根詰めなくても、語学は伸びるのだ。

まとめ

思いつきで書いた割には盛り沢山になった。半年後自分のタイ語がどうなっているのかとても楽しみ。私のことだから辞めてるかもしれないけど、それはそれでマイペンライ

 

あー早くカオマンガイ食べたい。アマゾンカフェのグリーンティー飲みながらだらだらしたい。

「自分の薬をつくる」を読んだので感想。

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お気に入りの作家の一人、坂口恭平。彼の新作を読んだ。

 

双極性障害である著者が開いたワークショップを元に書籍化したもので、集まったお客さんの悩み相談を、医師役である著者が答えていく過程が書かれている。著者のユーモアとクリエイティブがドカンと表現されていてとても楽しかったし、勉強にもなった。彼の主張と私の経験が重なるところが多かったのも楽しく読めた理由の一つで、そこんとこを書いていきたい。

自分の薬をつくる (日本語) 単行本 – 2020/7/14

 

薬とは、日課である

薬とは何か。言うまでもなく、毎日服用するものだ。

 

では、他にあなたが毎日していることは何か。「睡眠」「歯磨き」「掃除」などなど。これらは「日課」と呼ばれている。

 

つまり、薬とは、日課である。自分の薬を作るとは、自分の日課を作ることである。

 

一見ただの言葉遊びのように思えるけれど、これがかなりすごい力を持っている。著者は双極性障害で、本来は通院と薬の服用が必要だ。ところが、自分の生活をデザインし日課を作り出すことで、現在病院無しの生活を送っている。毎日4時に起き、決まった日課をこなし、夜9時に眠る。それを繰り返すことによって自分自身のコントロールに成功し、状態が安定しているのだ。

 

この「日課=薬」という定義は個人的にすごくしっくり来ている。というのも、今の私の生活が日課によって支えられ安定していることを日々実感するからだ。

 

前にこんな記事を書いた。「満員電車が嫌すぎるから朝4時起き生活にしたら快適だったよ」という話と、「働く日と働かない日があると落差に疲れるから毎日働いてみたらこれまた快適だったよ」という話。

hirosweets.hatenablog.com

hirosweets.hatenablog.com

今現在はというと、早起きも毎日労働も継続している。最近は3時起きして出社前にちょっぴりお勉強をしている。仕事は140連勤を突破した。

 

この一見ヘンテコな日課が、とても気持ちいいのだ。そりゃ全く疲れないわけじゃないけれど、大きなストレスや疲労はない。まさかこんな形が自分に合っているとは思いもしなかったが、多分これが私にとっての正解の一つなんだと思う。コロナ禍で海外に行けないという環境だからこそ試せたし、気づけたこと。これからもベースはこんな感じでやっていきたい。こうやって生活を試行錯誤してデザインしていくの、楽しい。

 

適当なアウトプットをせよ

インプットしたら、アウトプットをするのが自然だ。ご飯を食べたらしっかり消化して、ちゃんとトイレで出す。酸素を吸ったら、二酸化炭素を吐き出す。ご飯を食べ続けて便が出なかったら不健康だし、息を吸い続けて吸わなかったら死に至る。人間の体は自然に出し入れをしている。

 

ところが、情報社会に生きる私たちは、実はインプットばかりしてはいないだろうか。スマホを握り締めてsnsyoutube、友人からのメッセージなどを大量に浴びて生きているが、それに対応するアウトプットをしていないのではないか。これって不健康なのでは?

 

しかし、アウトプットはなんだか気が重い。インプットは適当にやるくせに、アウトプットとなると「めんどくさい」「下手にやると怒られるからしっかり準備しなくちゃ」「私の表現なんか誰にも評価されないし。。。」という具合に急に真面目になって引っ込んでしまう。

 

だから、適当なアウトプットのススメ。それで褒められるとかお金を稼ぐとかではなく、便を出すように、息を吐くように、生きるために作り、表現する。実際坂口さんはとんでもない量のアウトプットをしている。毎日文章を書き、絵を描き、料理し、陶芸や編み物、ギターで歌ったりもする。最近は畑に行って野菜も作っている。自殺者を無くすために、自分の電話番号をwikipediaで公表し「いのっちの電話」を一人でやってもいる。凄まじいわ。(ただ、ここんとこのTwitterを見てると、ちょっと躁モードが来てる気がするんだけど大丈夫だろうか)

 

彼には遠く及ばないけれど、私もこのブログやsnsでしょうもない発信をしている。このブログとは別に日記も毎日書いている。日記を書くようになったのは引きこもった後からで、怠け者の私が10年以上も続けているのだからやっぱり気持ちがいいんだろう。そういえば、引きこもり時代の日記には「自己解放!」とか「自分を出す!」とか「息苦しいから表現する!」なんて言葉がたくさん羅列されていた。アウトプット大事。

自閉のススメ

人と会うことは楽しいことだ。でも、毎回会う人が全て自分を受け入れてくれるとは限らないし、調子が悪い時に揉めたり批判されると、グッとメンタルが乱れる。そういう時は、会わない方がいい。坂口さんの場合は、調子が良すぎる時も会うのを控えるらしい。

 

意外だったのは、彼が打ち上げが苦手だったということ。てっきりお祭り好きでガンガン盛り上がるのが好きだと思っていたら、実は少人数でゆったりするのが好きらしい。飲み会はなるべく断るそうだ。夜9時に眠る人だと周囲に認知されたら、誘われることは無くなったらしい。

 

最近では満足した瞬間に「満足したので帰ります」と言って、すぐ席を立ちます。席を立って、その場から離れるととても気が楽になります。 p159

 

なるほど、これは使える!みんなどんどん満足して帰りましょう。

 

私自身も、飲み会にはほとんど行かない。坂口さんと同じように大人数で会うのが苦手なので、基本的にはマンツーマン、多くても4人くらいの集まりにしか参加しない。そんなスタイルでも別に孤独にはならないし、問題はない。

 

コロナになって、人と会う機会が減った。でも、それで特に大きなストレスはない。チャットが出来れば結構満足することがわかった。人と会わないとなると、自然と大きな駅(渋谷、新宿、池袋など)に行く機会も減ったのだけど、これがすごく心地良いことにも気づいた。ショッピングモールで買い物なんてしないし、お酒を飲むわけでもない。元々人混みやざわざわしたところが苦手なので、むしろ日々のストレスが減った。友人宅にお邪魔したり、こじんまりとした駅近くのお店でおしゃべりすることが快適。あるいは、自宅でネットや本から情報を得ることもいい。

 

自閉しつつ、多様な刺激を脳みそに送り込む。 p226

 

はすごくいい言葉だなと思った。

まとめ

面白いだけでなく、実用的で役に立つ処方箋が盛り沢山。やっぱり坂口さんはすごい。膨大な量の試行錯誤とその言語化、そしてユーモアとクリエイティブがある。 オフィシャルなカウンセラーや医師とは違ったアプローチが新鮮で心地良い。まさにアーティストだと思う。いのっちの電話は彼にしかできない。

 

ひきこもり問題を扱っている精神科医斎藤環先生も本書を推薦している。

https://shobunsha.info/n/n17e8ad634717

 

これからは適当なアウトプットを心がけ、どんどん自分を楽にしていきたい。

 

あと、この歌好き。気持ちが軽くなる。井戸の水飲んで〜♫


坂口恭平 "松ばやし" (Official Music Video)

 

日本人は「やめる練習」がたりてないを読んで、英語での受発信がしたくなった話

f:id:atoiuma:20200710163910j:plain コロナ禍、8月、東京。無茶苦茶暑い。外にいたらあっという間に溶けてしまうので、涼しい屋内に避難だ。毎年8月は「いのち大事に」を掲げているが、今年はコロナのおかげでマスク着用なので、本当に気をつけないと危ない。分厚い体に猛暑は洒落にならんのだ。

 

さて、先日読んだ本の感想を。タイトルにグッと惹かれ、星野ルネさんの「やめると逃げるが同じに見えてしまう社会」という部分を読んで、これはもう読まなくちゃだめだ!と衝動買いした。

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日本人である著者があるきっかけから外国人と交流するようになり、ついには子供と共にマレーシアに移住する。その中で経験した日本とマレーシアの違いが語られている。本当に面白かった。

日本人は「やめる練習」がたりてない (集英社新書)
 

ハッピーじゃないから、やめる

マレーシアでは、子供の転校が頻繁に行われる。理由は単純明快。「子供に合わないから。ハッピーじゃないから」だ。しかも、学校の選択肢はマレーシア国内だけではない。他の国も対象に入る。自分の子供の才能が生かせる環境はどこにあるのだろうと思考し、試し、ダメなら撤退して次にいく。なんてフットワークが軽いのだろう。。。

 

子供だけではなく、大人も辞める。実際に、著者のお子さんが通っていた学校の教師は、1年間でほとんどいなくなってしまったそうだ。大人も「ハッピーじゃないから辞める」のだ。それは甘えや逃げではなく、自分が幸せになるための試行錯誤。自分の能力が活かせなかったり、合わない環境で時間を使うことはない。次に行こう。

 

日本では、なかなかこうは行かない。履歴書に空白を作ってはいけないし、すぐに退職すると「この人は忍耐力がないのではないか」「またすぐに辞めてしまうのではないか」という印象が付き、就職に不利になる。だから、辞めない。我慢する。しんどい。

 

そういえば、私が去年モリモリ面接する中でよく言われたのが「どうせすぐに会社辞めて旅に出るんでしょ?」という吐き捨てるようなセリフだった。バックパッカーやってたというバックボーンは、社会ではその様に認知されるのだなと驚いた。「バックパッカー生活には満足したので大丈夫です」と伝えても、顔はどこか疑っている感じで、この疑惑を拭えなかったのが就活で失敗した理由のひとつなのかもしれない。めんどくさい。

 

マレーシアでは辞める練習、日本では我慢の練習

著者のお子さんは、日本で保育園に通っている間は好奇心いっぱいで楽しくやっていた。ところが、小学校に上がった途端、元気を失った。毎朝学校に行く時間が来ると、泣き出してしまう。どうやら伸び伸びしていた保育園生活と違い、小学校生活は息苦しかったらしい。そこで、マレーシアに飛び、インターナショナルスクールに通うことにする。

 

すると、英語がわからないにも関わらず、彼は元気を取り戻す。理由は「先生が褒めてくれるから」だ。学校の先生たちは、とにかく生徒たちをよく観察し、褒める。すると生徒たちは自信を獲得し、チャレンジするエネルギーと勇気が得られる。

 

面白いのは、小学生の段階であらゆることを意志決定させることだ。遠足や英語のスピーチコンテスト、運動会など、様々なイベントをやるかどうかは生徒自身が決める。日本の様に運動が苦手な生徒も強制的に運動会に参加するということがない。なんて素晴らしいシステムなんだ!

 

先生たちから温かい言葉をもらいながら、生徒たちは自分で意志決定をする。もちろんチャレンジが失敗に終わることもあるし、運動会に参加しないと決めたけど、あとでやっぱり参加すれば良かったと後悔することもある。でも、それこそが学習なのだ。自分で決めて、その結果を受け入れる。ダメだなと思ったら撤退し、これが好きだ!と思ったら突き進む。自然と試行錯誤、やめる練習が積み重なり、自分という存在を学んでいくことができる教育システム。優秀な生徒は飛び級もある。なんて素敵なんだろう!私もこんな環境で育ちたかった!

 

一方、日本はというと、みんなと同じことをやらされる。イベントは義務だし、意志決定の機会も少ない。先生に好かれるということは、従順であるということだ。最近ではツーブロックがダメだのマスクは白じゃないとダメだの地毛が茶髪でも黒髪に染めろだのとよくわからない規則があるらしい。ほんとくだらないなと思うけれど、しょうがない。学校は「我慢の練習」をするところなのだ。気をつけ!前ならえ!

 

著者は早稲田大学を卒業しているが、

一流大学に行った人の多くが、実はこのゲームの存在に気づいていると思う。彼らは、無意味だなと思いながらそれを実行できる人たちなのだ。やりたくないことも、クールな顔して効率的にやっちゃえる人。好きか嫌いか、必要か不必要かは度外視して実行できる人。だから、有名大学の学生は頭がイイというよりは、一定の「我慢ができる」人たち。無意味だなと思うことを覚えたり、わけのわからないルール、非効率的なことに耐えらえる人材なのだ。   p.93

とコメントしている。面白い指摘。

 

で、これには価値があると。

実際に会社に入ってみると、理不尽さにビックリする。4年ごとに転勤があり、住むところも選べない。私がいた会社には朝礼や社歌、よくわからないルールが山ほどあった。上司は理不尽な要求をし、男性社員は無意味に怒鳴られる。サービス残業は当たり前で、業務に関係ない飲み会が頻繁にある。女性社員だけがお茶汲みを命じられたりする。こういうのに耐えるメンタリティを作るには、日本の学校教育はうまく機能していると思う。自分の頭で考えて「課長、それは違うと思います」という人は、会社にとっては面倒くさいのだから。従来のようなサラリーマンになる人は、今の学校で良いのだろうし、一生それでハッピーな人もいるわけで、これはこれでアリだ。 p.93-94

 

私は正社員を経験したことがないのでわからないのだけど、こんな感じなのか。こういうのってブラック企業だけだと思っていた。早稲田卒の人が入社する様な会社でもこんな感じってことは、日本社会で生きていく上で一番大事なことは「我慢力」ということですね。だったらみんなそう言ってくれれば良いのに。ああ、だから体育会系の人たちが重宝されるのか、理不尽に慣れているから。

 

ついこないだ、バイト先でより効率的で楽なやり方を思いついて上司に提案したら「今回はたまたまラッキーだったんだからな。特別だぞ」なんて言われてイラついた私には日本で正社員は出来ない気がする。会社とは利益を追求する組織で、そこには損得が関わってくる。より低コストで価値が生み出せるならそれを選ぶことはごく自然なことだと思うのだが、その提案は「めんどくさいもの」へと変換される。私はとにかく楽に早く作業を終わらせたい。そんな我慢力のない私が日本社会にうまく組み込めないのは当然なのかも。スッキリした。ちなみに、日本人はイタリア人の2倍働いてるらしい。それで経済が上がってくれれば良いのだけど、巷では「失われた30年」とか言われてる。いろいろ大変だわ。

 

海外のススメ

著者の人生は、そして考え方は、海外と触れたことによって大きく変化した。

 

日本語の情報を入れすぎないこと。英語で情報を取ってくること。日本人だけじゃなく、外国人とも付き合うこと。そうすることで、世界は日本だけじゃなく、無数にあることがわかる。中学生になった息子さんは、アメリカ人、イギリス人、マレーシア人、イラン人、ザンビア人、パキスタン人という多様な先生陣から学び、コミュニケーションしているらしい。めっちゃ楽しそう!

 

私自身も、ちょこっと英語ができるだけで世界が大きく広がった。本当に生きやすくなった。今はタイ語を習い始めたのでタイ人とのコミュニケーションが多いが、学ぶことは多い。コロナが落ち着いたら1ヶ月でも良いからタイに留学して言語を集中して学びつつ、タイの暮らしを経験したいとも思っている。マレーシアにも行きたい。インドネシアにも、ミャンマーにも、フィリピンにも、あちこち行きたい!

 

まとめ

「日本ちょっとしんどいな」と思っている人にオススメ。いろんな発見があります。生きづらさを抱えている人で、お金や時間に都合が着くなら、みんなバンバン海外に行ってしまえば良い。もちろん行ってみたら日本の方がいいと思うかもしれない。そしたら海外生活を「やめれば」良いだけの話。自分の幸福の輪郭が一つ掴めたのだからハッピーだ。

 

思い返してみれば、私が普段仲良くしている人たちは、海外属性のある日本人と外国人がほとんどだ。そんな私が、日本人しか理解できない日本語でブログやTwitterをやるのってどうなんだろう。それよりも、英語でやった方がいいんじゃないか。

 

というわけで、少しずつ英語世界での受発信を進めていきたい、そんな夏。

東京通信大学に入学して1学期を終えたところでのメモ

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去年の今頃はバリ島にいた。楽しかったなあ、特にubud。また行きたいわ。早くコロナ終われ。。。

 

さて、大学生になって3ヶ月ほどが経過した。この大学は4学期制で、先日1学期が終了。単位認定試験を終え、無事に10単位を獲得した。

 

節目なので、大学生になってみた感想や大学のシステム、学びになったことなどをメモ。

 

大学生になってみて

別に何も変わらない。気持ちが若くなることもないし、学割もそんなに使わない。勉強が楽しくてしょうがない!なんてこともない。インパクト、無し。

 

ただ、周りから「頑張っている人」に見られることは増えた。実のところまだプログラミング学習もしていないしゆるゆるなんだけど、「応援してるよ!」なんて言ってもらえることもあって嬉しい。「頑張って!」と言われても全く心が動かない私でも、「応援してるよ!」だと動くのだから言葉は面白い。

 

大学の授業システムと私の勉強スタイル

1回の授業は、「15分(実は短いのも長いのもあってバラバラ)×4の動画授業+小テスト」で構成されており、それを8回繰り返し、単位認定試験をクリアすればめでたく単位ゲット!という仕組み。

 

pdfのテキストもダウンロードできるので、それを見ながら授業を受けると理解が進む。というか、私はこのpdfをメインに学習している。

 

というのも、何度も書いてるけれど、東京通信大学の動画授業には倍速再生がないから。倍速でやらないとテンポが悪くてストレスを感じてしまうのだ。

 

ただ、他の生徒さんのツイッターを見ても倍速再生の話は見ないので、欲してるの私だけっぽい。。。というわけで、倍速再生システム導入は望み薄だ。。。

 

思えば学生の頃から授業を聞くのが辛かった。理解したところをゆっくり説明されると、退屈してしまう。だからよそ見をしたり考え事をする。で、しばらくして授業に戻るといつの間にか先に進んでいて理解が追いつかなくなっていると。なので、自分で参考書を開いて勉強することが多かった気がする。文字を読む作業は自分のペースでやれるのでストレスが少ない。いかに短時間で終わらせるかを意識すれば、ゲーム感覚も生まれる。

 

最初、動画授業スタイルで4年間行けるのかと心配だったけど、pdf中心にしてからは高速でご機嫌に学べるようになったので楽になった。自分に合うやり方を見つけることって本当に大事。

 

学びになったこと

ざっくり箇条書き。

  1. 簿記は世界共通ということでモチベーションアップ
  2. 統計学は世界一セクシーな学問らしいのでモチベーションアップ
  3. しかし簿記も統計学も使い道がはっきりしないのでモチベダウン。出口を用意すること大事。
  4. 経済学ってお金について学ぶものだと思っていたけれど、「限りある資源をいかに無駄なく有効に活用するか」を考える学問らしく、お金以外にも体力、時間、資源などあらゆることが対象になる。いかに無駄なく、ってことにシンパシーを感じた。好きになれそう。
  5. 地域経済グローバリズム自分が資本主義社会に向いてないことがわかって良かった。生き方を工夫する必要がある。フィジー行ってみたい。
  6. 社会心理学概論Aはマドンナ先生だし、生活に役立つことが学べるのでおすすめ。引きこもり脱出の過程で意識したことが、実は心理学的にも正しかったという裏付けが取れて有益だった。ポジティブイリュージョン!
  7. 日本語文章論は序盤面白いが、後半の手紙、俳句編はしんどかった。興味のないことはもうどうにもならんわ。。。

こんな感じ。

 

ちなみに、2学期は15単位でやっていく。1学期に取れるマックスが15ということで、どれだけのものかやってみる。

 

さあさあ、今週から2学期が始まる。コロナ禍で海外に行けない今のうちにできるだけ単位をゲットしておきたい!ぼちぼちいきまっせー!

アパホテル国会議事堂前に泊まってみたら素敵だった話

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アパホテルが2020/6/30までコロナ特別割引してるのは有名な話で、先日2500円払って人生初アパを経験してきた。たくさん本を持ち込んで気合を入れたが、結局1ページも読むことなくダラダラして終わった。ビジネスホテルに泊まってダラダラするなんて、まるで富豪だ。とても楽しかった。

 

せっかくだからもう一回どこかに泊まってみようかと思っていたときに、どうやらアパには高級シリーズがあるらしく、国会議事堂前がおすすめだという情報を得た。

 

値段を調べたら、3900円。おお、それなら貧乏人にも手が届く!ということで、ドカンと奮発して泊まってきた。

 

部屋がいい感じ

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他のアパよりも若干広めになっているらしい。確かに前回泊まったアパよりも開放感があるし、お洒落だ。

 

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机も綺麗。右のラックにはちゃんと社長の本が置いてある。機会があれば読みたいが、今回はやめておいた。

 

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ちょっといい感じの椅子。背もたれに寄りかかるとちゃんと後ろに倒れてくれる。

 

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ベッドに横になって気持ちよく見れるテレビ。大浴場の混雑具合が常に表示されているのは、私みたいな人混み嫌いにとっては嬉しいサービス。

というわけで、かなりいい感じの部屋。テレワークや仕事に集中したい時に泊まる人もいるらしけど、わかる気がする。

 

大浴場

国会議事堂アパには大浴場がある。これは個人的にポイント高い。

 

写真撮影がダメなのでホームページで見てもらうしかないのだけど、露天風呂もあるし素晴らしい。水風呂はないけど、そんなのは些細なことさ。

www.apahotel.com

 

屋上テラス

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17階テラス。自由民主党の建物が見えます。

 

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人がいない空間ってなんて心地が良いのだろう!!!

 

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端っこにある王様席。この文章はここに座って書いています。ひとりで音楽を聴きながら17階からの景色を見ながらのんびり書く幸せ。。。

 

他にも、国会議事堂前駅からすぐなのでアクセスがいいし、衆議院会館や総理大臣官邸までも歩いてすぐ行けちゃうので、非日常が味わえる。とても私みたいな軟弱者が近寄っていいエリアじゃないんだけど、だからこそ面白い。コロナ割引価格じゃなかったら間違いないなく一生縁がなかったに違いない。

 

ただ、問題点もいくつかある。

 

例えば、近くにお店がない。なので、他のエリアでご飯を食べたり、あるいは買い込んで引き篭ったりする必要がある。ウーバーイーツか何かで注文して玄関で受け取っている浴衣姿のお客さんもいたので、そういうやり方もあるみたい。

 

私は家からレンジでチンして食べるご飯や缶詰などを持ってきていた(貧乏くさい!)。ところが、何とこのアパホテルには電子レンジが一つしかない!というわけで、レンジ待ちの事態に陥った。もし使う際はお気をつけて。。。カップラーメンは、部屋にポットがあるので問題ないです。左にあるのは製氷機。

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まとめ

高級アパホテル初体験。立地といい部屋といい大浴場といい、確かに高級で素晴らしかった。6/30までは3900円で行けるはずなので興味がある方はぜひ。あまり時間ないけど。

 

ちなみに、インドネシア語でアパは「何」を意味する。

 

インドネシアの友人に

Itu apa? It's apa hotel!(あれは何ですか?それはアパホテルです)という動画を送ったら、全く受けなかった。確かによく考えてみれば、何が面白いのかよくわからない。高揚感って怖い。

 

次は海外に行きたい。

東京通信大学がyoutube premiumの学割対象に加わった話

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今年の4月から東京通信大学(TOU)の学生をやっている。で、つい先日初の単位認定試験が終わった。お疲れ様でした。

 

試験については結果が出た後に書くことにして、今回のテーマはタイトルにある通り。ついにyoutube premiumに学割が適用になりました!祝!めでたい!月680円でうざったい広告から解放され、オフラインでも視聴できるようになる!素晴らしい!

 

というわけで、TOUのみなさま、学割価格でお楽しみください。ちなみに、 SheerIDという認証サービスに大学が登録されたので、それを使ってる他のサービスも学割いけます。spotifyとか。

 

以上、終わり。

 

情報としてはそれで終了なんだけど、せっかくなので学割対象になった過程とかあれこれを。

 

せっかく大学生になったのに、学割使える場所がない!!!

今年の4月から大学生になった。直接学校に通うわけじゃないからピンとこないけれど、学生証も手元にあるし、授業も始まった。学生、なんと甘美な響きだろう!

 

学生になってまず最初にすることは、学割サービスを使うこと。さあてどんどん使い倒すぞ!とワクワクしていたら、残念なことに気づいた。

 

学割を使える場所がない!

 

少なくとも私の行動圏、興味の範囲には適用できるものがなかった。プログラミングスクールを覗いても、25歳以下の学生なんて但書がついてるし、newspicksを見てみたら「社会人学生は対象外です」だって。ひどい!社会人として働きながら学んでいる人たちはみんな金持ってるだろ!ってことなのか。。。私はフリーターなのだが。。。

 

youtube premiumやspotifyも試してみた。学校名を記入する欄に「東京」と入力すると、東京の大学名がバンバン出てくる。ところが、東京通信大学と入力すると、何も出てこない。つまり、非対応とのこと。。。。

 

放送大学は対応可能な不思議

 

もしかして通信大学はダメなのかと思い、放送大学を調べてみると、ちゃんと出てくる。。。なんだよこんちくしょー、4年間で62万円、まだ卒業生が出てない若い大学だからってなめんなよ!大学は大学だろ!放送大学とTOUじゃ何が違うってんだ!

 

イライラしてGoogleであれこれ検索していたら、面白いブログを見つけた。

www.monk-jp.com

 

なんと!放送大学も最初から対象になっていたわけではないと!このブログの方がSheerIDに申請したからこそ適用されたのだと!

 

嘆いてるだけじゃ始まらない!ってことで、こちらの方の真似をして先月に申請してみたのだった。

 

それから特に連絡もなかったのだけど、ついさっき確認してみたらちゃんと大学名が登録されていた。学生証のコピーを撮影して送信したら、あっという間に学生だと認定され、学割プランに申し込むことができたのだった。

 

まとめ

権利は与えられるものではなく、勝ち取るもの。

 

というわけで、諦めずに訴えたり表現していくことが重要。

 

あ、しまった!大学アンケートで「授業に倍速再生システムつけてくれ!」と書くの忘れた。次から訴えていこう!

 

2ヶ月ぶっ通しで働いてみた感想

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もう5月も終わり。早い。あっという間に今年も終わるんだろう。

 

東京でも緊急事態宣言が解除され、朝の電車に少しずつ人が戻ってきた。third placeのスターバックスもオープン。良い感じだ。カフェが開いていると街に色があって気持ちが明るくなる。コロナ対策をしつつ、できるだけ経済を回していくフェーズなんだと思う。

 

さて、今回のコロナ禍によってあちこちで経済的ダメージが発生しているわけだけど、幸運なことに私の仕事は無くならなかった。それどころか、ダブルワークをしていたので休みがなかった。平日も土日祝日もゴールデンウィークも働いていた。

 

連続勤務日数が60日を記録したので、感じたこと気づいたことをメモ。

 

1 毎日働くと、働くことが当たり前になって楽になる現象。

「毎日働く」と聞くと、さも勤勉なように聞こえるし、ブラックな匂いもしてくる。ってか息苦しいわ。嫌だ!

 

ただ実際にやってみると、これが結構楽だった。

 

毎日同じ時間に起きて、同じ時間に働き、同じ時間に寝る。こうやってリズムができると、身体が勝手に動くので意外に疲れない。歯磨きやシャワーと同じ感覚。働くことが生活の一部になってきて、だんだん働いてる感覚がなくなっていくのは面白い。働くってなんだっけ。

 

金曜日の夜にフィーバーし、日曜の夜に気が重くなることもない。とても安定している。落ち着く。

 

もちろんこれはバイトという身分で短時間勤務であること、強制ではなく主体的に選択していること、仕事自体がそこそこ楽しいこと、同僚に恵まれていることなど、いくつかの条件があって成立している。正社員、8時間労働プラス残業、やってる仕事が好きじゃない、高圧的な上司がいる環境だったら地獄でしょうね。。。

 

2 継続(習慣化)は物事を簡単にする側面がある。

というわけで、毎日働くというスタイルは意外にも仕事の負荷を下げることがわかった。習慣の力は素晴らしい。

 

習慣力を使えば怠惰な私でもなんとかなるかもと思って、大学の勉強にも適用することにした。週末だけやったり締め切り間近に慌てて取り組むのではなく、毎日決まった時間に決まった量を勉強するスタイル。

 

すると、やっぱり楽だった。やりたいやりたくないの感情が生まれる前にPCの電源を入れ、大学にアクセスする。無駄なくテキパキとこなしていく。おかげでストレスなく学習を進めることが出来ている。

 

これはすごい!ようやく自分に合ったスタイルが見つかったかもしれない!私はウサギではなくカメだったか!

 

そういえば、毎日働いてる一方で週1回タイ語のレッスンを受けているのだけど、これが結構しんどい。毎回レッスン前は怠け心との戦いになる。なぜかというと、週1だからだ。習慣から外れた動きは、自分で意志を持ってしっかりスイッチを押さないといけない。身体は勝手に動いてくれないのだ。そうなると怠惰の私は機能しない。自分が好きで習っているタイ語のレッスンですら面倒に感じてしまう。なんとまぁ。。。

 

自分のポンコツさと同時に、改めて習慣の偉大さを思い知る。

 

3 しかし、例外もたくさんある。

なんでも習慣化しちゃえば負荷を下げることが出来る。このメソッドを使えばどんな問題も楽勝だ!!!

 

とはならないのが現実の面白いところ。

 

twitterのプログラミング界隈では「今日の積み上げ」というハッシュタグがあって、日々の学習内容や進捗を互いにツイートし、励まし合っている。プログラミングの学習はしんどいので、繋がりを作ってみんなで乗り越えていこうというシステム。

 

私もせっかくデイトラを始めたし、真似して進捗ツイートをしている。大体3週間が経過したところなんだけど、もう挫折しかかっています。

 

おいおい話が違うじゃないか!毎日継続して習慣化すれば楽にこなせるんじゃなかったのかい!

 

なんで挫折しかかってるのかはまだ納得できる答えが出てないんだけど、落ち着いて考えてみれば不思議でもなんでもない。

 

世の中にはたくさんの誘惑があって、弱い自分がいて、毎日やると決めた覚悟はどんどん薄まって、最後には挫折していく。今まで数多くの有象無象たちが英語学習、ダイエット、資格試験に挫折してきたはずだし、これからもそうだろう。そういうものなのだ。

 

ま、いっか!それが人間だし!

 

まとめ

継続はやっぱり難しい。だからこそ、「継続は力なり」という言葉が人気を集める。みんなわかっているけど、出来ない。そういうものだ。

 

ただ、毎日継続することによって習慣化し、勉強や仕事の負荷が下がるという側面もある。うまく使えば、怠惰な人でも低コストで動き続けることが出来る。

 

こういう実験はとても面白いので、これからもいろいろ試していく。努力ではなく、知恵と工夫で解決を。