ようやく大学の3学期が終わったなあと思ったらあっという間にクリスマスがやってきて、そして2022年も終わる。早い。引きこもっていた時は何をしても時間が進まず、1ヶ月が3ヶ月くらいに感じていた時代が懐かしい。社会に出て歳をとると、バンバンスピードは加速していく。人生100年時代とはいうけれど、やっぱりあっという間。
というわけで既に年末なのだが、9月に行ったタイ旅行(今年2回目)を記録しておこう。もう記憶があやふやだけど、マイペンライ!
前回の記録。(今年1回目)
attoiumablog.com
前回は特に人にも会わず大きく移動もせずダラダラしていたのだけど、今回はもうちょっとパキッとした旅になった。友人にもモリモリ会ったし、バンコクだけじゃなくパタヤとプーケットにも行った。やっぱり人に会ったり移動した方が豊かな旅になる。
まず、プーケット。名前だけはよく聞くが、一度も行ったことがなかった。何やら欧米人がたくさんいてビーチでenjoyしてるらしい。そういうものにあまり関心がないし、何より一人で行く場所じゃないからずっと避けていたのだけど、一緒に行く人が見つかったので行ってみることにした。行ける時に行け。
といっても、訪れた場所はビーチではなくオールドタウンというエリア。見た感じペナン島に近い雰囲気で、あちこちの壁にアートが描かれている。中華の雰囲気。
基本的には食べ歩き的な楽しみ方らしい。そこで評判の良い店に突撃。
ここのミルクティーがど濃厚で痺れた。うまい!思わず店員さんにも声かける。そんなこと日本ではまずしないが、タイの解放的な空気とあまりの旨さにご機嫌だ。向こうもニコニコ、私もニコニコ。幸せな時間だ。
ちょこっと乗ってるお菓子も美味しい。
去年か今年か、松屋で期間限定発売されていたマッサマンカレーが美味しかったのだが、あれはタイ南部の料理。プーケット=南部。はい食べましょうそうしましょう。
あー、ちょっと違うな。。。松屋の日本人向けにアレンジされた方が好み。
2泊しかしなかったのでそんなに時間はなかったのだが、あまりに美味しかったので夜に再訪した。
入店してしばらくすると、隣に欧米人の30代くらいのカップルがやってきた。何やらチラチラとこっちを見てくる。なんだなんだ、アジア人差別か?と思ったが、ネガティブなオーラは感じない。まあいいや、気にしない気にしない。連れと日本語、英語、タイ語をごちゃ混ぜにしながらあーだこーだしゃべったり動画撮影したりした。昼はミルクティーが美味かったが、夜はサテが美味い。サテってインドネシア料理だった気がするがまあいいか。
お会計。すると、先ほどの欧米人カップルの男性の方が、私の目を見てにっこりと満面の笑み。思わずこっちも笑顔で返すが、なんだこれは!連れに聞いてみると、「そんなの決まってんじゃん。あんたがベラベラ喋りながらオーバーリアクションしまくってたからだよ」だと。なんと!動画も撮っていたのでそれを見せてもらったら、確かに普段の自分とは思えないテンションであーだこーだしゃべって体を動かしている。なんてイキイキしているんだ!これが外国モードの俺か!どうりで楽しいわけだ!その後もあちこち食べ歩きしながらアロハシャツ買ったりプールで泳いだりした。ビーチ方面はわからないが、オールドタウンは街歩きが楽しいし人もそんなにいないからゆったりするのに良かった。
学生のサークル活動みたいな店。
今回訪れた時は、たまたまギンジェーが行われていた。野菜を食う週間のこと。
関羽?
さて、ついつい長くなってしまった。。。メインはパタヤなのだ。
パタヤ。パタヤは5月のタイ旅行でも訪れたのだが、帰国時に必要な陰性証明書を手に入れるためすぐにバンコクに戻ってしまったので何もしてない。悔しいのでリベンジだ。なお、今回はパタヤを愛している旅仲間とたまたまスケジュールが重なったので共に行動した。
結論から書くと、パタヤはとても快適な場所だった。ちょっと驚いた。あまりに快適なので予定より2日間延泊してしまったくらいだ。何がいいか。
まず、人が少ない。朝ホテルを出て食堂に向かう道も、デパートに遊びに行く道も、いつも空いていた。人混みが苦手な私にとってこれは嬉しいポイントだった(今は中国人が押し寄せてきてないからという話も聞いた)。パタヤを経験すると、バンコクの人や車の量にうんざりする。
次に、ローカルな人たちと繋がりやすい。空いてる食堂に毎日通うと自然と関係が発生するし、床屋に行ったら面白い話が色々聞けた。食堂で一緒だったタイ人客とたまたまターミナル21で再会したら飯を一緒に食おうと誘われたりもした。こっちが勝手に思ってるだけかもしれないが、繋がりを感じる。そうすると、また訪れたくなる。もちろんこういう関係はどこでも発生するわけだけど、私みたいにコミュニケーションに積極的でない人間も受け入れてもらえる温かみはパタヤの良さかなと。バンコクでそんな経験はほとんどない。
なぜだか知らないが、ピセート(大盛り)を注文したら笑われた。
そして、ソンテウという素晴らしい乗り物。山手線のようにぐるぐると決まったところを回り続けている乗合バスみたいなもので、10バーツ(40円)なのでお気軽に乗れる。降りたいときはブザーを鳴らせばどこでも下ろしてくれるのも嬉しい。お客は韓国人の学生の集団から夜の街のお姉さんたち、パタヤ在住だと思われる高齢の欧米人たちなど多種多様だ。面白いのは、この狭い車内でコミュニケーションが発生することだ。ある時は目の前のおばちゃんが「汗拭きなさい」と大量のティッシュをくれた。またある時は、乗客それぞれが「私はシンガポール人よ」「俺たちはイランからきた」「俺はアメリカ出身のサーフィン野郎だ!へへ」みたいな感じで自己紹介を始めたりもした。何だこの空間は。また、日本の電車でよくある2席分を1人で占領する座り方なんてものはここにはない。乗客が乗ってきたらみんなすっと席を詰める。それは老若男女に見られるもので、若い女性でも全然抵抗なくやってくるのは少し驚いた。日本の電車だと女性の隣に座ることは抵抗があるんだけど、ここではそんなこと一切お構いなし。いいから詰めろよ、ここは公共空間だろ!そんな雰囲気がある。慣れてくると清々しくなってくる。
もちろんパタヤといえば夜の街。ウォーキングストリートなどあちこちに遊び場がある。旅仲間がそっちの方面に詳しかったので社会科見学ツアーを組んでもらった。道の両端に大量の女性がいて声をかけてきたり腕を引っ張ってくる空間はあまりに非日常でどう振舞っていいのかわからない。しかし彼は慣れたもので、ニコニコしながら幸せそうに歩いていた。店に入って飲んだりもしたが、彼は日本にいる時には一度も見せたことがない緩み切った顔でニヤニヤしており、大変面白かった。
最後に、地味に良かったのがプールのある生活だ。元々泳ぐのは好きなんだけど、日本だと体育館に行く必要があるし、帽子を被れだのスマホは持ち込むなだの、何とアップルウォッチまで禁止されてたりする不自由さ。ところがパタヤのホテルプールではそんなことを気にしなくて良い。入りたくなったらすぐに着替えて下に降りればいいだけ。スマホで自撮りも出来るし、欧米人は大体周りのベンチに座って日向ぼっこしたり本を読んでいるのでプール独占だ。もちろん日本の体育館プールよりサイズは小さいが、逆に25メートルに縛られない体験が出来て新鮮だった。泳ぎたいように泳げばいいし、泳いだ距離なんて測らなくてもいいのだ。ああ、自由!とにかくこのプールが快適で、毎日泳いでいた。多い日は1日3回泳いだこともあった(何しに来たんだよ)。プールのある生活、良い。ステータスとしてではなく、実際に快適な生活を送れそう。パタヤのコンドミニアムにはプール、ジムつきが結構あるようなので、ここに住めたら人生楽しそう。
まとめ
今回のタイ旅でパタヤという新しい居場所が発見できて良かった。生きることがしんどくなったら一度日本から離脱して、あったかいタイへ。バンコクももちろんいいけど、人の少ないパタヤでのんびり泳いで整えるのもありよ。