71冊目。
(146)自分のことだけ考える。: 無駄なものにふりまわされないメンタル術 (ポプラ新書)
- 作者: 堀江貴文
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2018/03/28
- メディア: 新書
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頭をシンプルにしたくて購入。
昔、ホリエモンがすごく苦手だった。言葉遣いは悪いし、とにもかくにも合理的で、すごく冷たいものを感じた。言ってることはわかるけれど人間ってそうじゃないじゃん、無駄なものを楽しめたりもするしそこに愛着があったりもする。抵抗があった。
そんな気持ちが緩やかに変化してきたのは、ゼロを読んでからだと思う。これは面白かった。ホリエモンのイメージが変わった。本人もヒット作を出したいという強い思いで丁寧に説明することを意識したそうだけど、それは成功している。ここで彼のファンはすごく増えたと思う。
ほんで、先日、話題の多動力を読んでみた。そしたら、共感できるところが多々あった。いつのまにかせっかちで無駄が嫌いになっていた私には、多動で動くこと、寿司屋の修行なんていらないという意見が大変魅力的に思えた。
ここでようやく「自分のことだけ考える」の感想。
とにかくあらゆることがシンプルで合理的なホリエモンの考え方が書かれている。ああ、この人の多動力を支えているのは、シンプル力なんだなと思った。
例えば、彼は夜悩み事や考え事で眠れないという経験が理解できないらしい。なぜなら、眠る前にしっかりと仕事も考え事もケリをつけて眠るから。AかBかで悩むのは時間の無駄なので、「よし、Aにしよう!」と決めてすぐに眠るとのこと。どっちにしたってやってみないとわからないし、もし失敗してもそれが長期的には成功につながるかもしれなし、その逆もある。大事なのは物事を前進させることだ。というわけで、スピーディーな決断が行われる。
例えば、仕事が嫌だったらすぐに辞める。「でも、そう簡単にはやめられないんですよ。。。」という一般意見は相手にしない。嫌なら、辞める。すごくシンプルだ。
これ、簡単なことじゃないと思う。私は悩んでしまう方なので、この決断力には憧れる。でも、訓練すればホリエモンレベルにはなれなくても、ある程度までは高めることができそうだ。決断力が上がると、自然と行動力も上がると思う。
というわけで、その日のうちにその日のことを終わらせる練習をしている現在であります。シンプルであれ。
良い本でした。