atoiuma’s blog

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デスストを終えて(ネタバレあり)

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はいどうも!11月も後半戦、令和元年もあと1ヶ月ちょっとで終わりますね!このシーズンは日が短くなって気温も落ちるのでメンタルに負荷がかかりやすいのですが、なんとかサバイブしていきましょう!

 

さてさて、ついさっきデスストをクリアしました。あまり寄り道しないでやった方だと思うけど、40時間かかった。エンディングは泣けたというツイートをたくさん見ていたので覚悟はしていたが、やっぱり泣いてしまった。BB!

 

最初は装備品として扱われていたBB、あやしてもなかなか泣き止まない困ったちゃんだったけれど、徐々に仲が良くなってきて、BTエリアを乗り越えた時やスピードを上げて移動している時に聞こえてくるご機嫌な声に癒されるようになって。ある時期にBBがいなくなったらとても寂しくなってしまった。BTも見つけられないからすごい怖い思いをした。アクションボタンを押すと、サムが「会いたいぞお!」と叫ぶ。ほんとだよ、BB、早く帰ってこい!戻って来た時はホッとした。再び繋がれた。

 

それなのに、最後の配達がBBを焼却炉に運ぶとか。。。放っておくとネクローシスを引き起こすから早くしないといけない。でも、そんなの簡単に決断できない。孤独でしんどい配達作業、アメリカを一つにする作業を共に乗り越えてきた大切な相棒だ。本当にずっと一緒にいた。確かな繋がりがあった。泣いたわ。

 

このシーンは、デスストを長くプレイすればするほどしんどさを味わうことになる。それだけBBに感情移入し、繋がりがあるからだ。映画や小説と違って、ゲームは自分でプレイしているので経験が蓄積されている。だからこそ、こういった別れのシーンの重みがすごい。泣きながら、大切な人の存在を強く思い出し、思わずその場でラインしてしまった。大事にしなければ。。。

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ちょっと湿っぽくなったので、明るめに感想を書いていく。

 

感想

面白かったです。濃厚な映画を見終えたような感覚。

 

ストーリーはさすが小島監督!といった感じ。わかるところもあるけど、わからないところの方が多い。私には難解でした。だからそれは他の人のレビューを読んだり、もう一回プレイしたり、今月28日に出版される小説版の方を読んでみたりしようかなと。ちなみに、新宿の紀伊國屋本店で急遽サイン会が決定。抽選みたいなので、当たることを祈るばかり。

www.kinokuniya.co.jp

 

映像もすんげー綺麗でした。途中までPS4スクリーンショット撮れることを知らなくてiphoneでパシャっていたのですが、なんとか終わりまでに気づいてよかった。たくさん撮りました。

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アメリが美しい。

 

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ママーも美人!

 

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ママーの双子の妹、ロックネも美人!

 

なんだ、女性陣だけしか撮ってないじゃないか。

 

いやいや、他のも撮っています。

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BBを大事に抱きしめながら雪の上で眠るサム。

 

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これ見つけた時はテンション上がった。雪山と富士山と大浴場ですよ。たまらんですな。

 

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ママーを担いで雪山を登るサム。人も運んじゃうんだから、伝説の配達人はすごい。

 

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ママーの体重は、55キロであることがわかる。

 

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笑っているサムは珍しい。ちょっと不気味な笑顔。

 

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むちゃデカイボス。

 

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唇の質感とかクオリティ凄まじいな。。。美しい。。。

 

こんなことをやっていてもキリがないので、次に行きましょう。とにかく伝えたかったのは、アメリが綺麗だということです。

 

次に、ゲーム性。これですよね、みんながあーだこーだ言っているところは。

 

そりゃそうだ。だってこれ、今までにないジャンルのゲームなんだから。新しいものには賛否両論があるのは当たり前。

 

で、私的にはすごく楽しかったです。でも、なぜだろう。

 

デスストは、冷めた見方をすればただのお使いゲームです。お使いってとにかく面倒くさい。忍耐のないスムーズが好きな私は苦手なはずなんです。

 

それじゃあなんでクリア出来たのだろう。ドラクエ11ff15も序盤でだるくなって放り投げたが、40時間も使ってなぜ最後までたどり着けたのだろう。

 

理由はたくさんある気がするけれど、大きいのは

  1. BT
  2. 繋がりシステム

かなと。

 

BT、めっちゃ怖いです。もちろんゲームが進むにつれて少しは慣れるし、対策もわかってくるのだけど、それでも怖かった。あまり道具を使わなかったので、R1ボタンで息を抑えながら慎重にプレイしてました。BBも泣いちゃうし、怖いしで、かなりストレスです。

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でもだからこそ、アクセントになります。もしBTがいなかったら、配達作業がダラダラしちゃう。しっかりとBTで怖がってストレスと戦うからこそ、終わったら安堵するし、BBの喜ぶ声が聞けたらガッツポーズになるわけで。ちなみに、私がデスストに本格的にハマったのは、BTを必死に乗り越えた先にあった絶景といい感じに流れてきた音楽にカタルシスを覚えてから。しんどかった量がそのまま喜びや達成感に変わるんですよね。この経験をしてから、ぐっと没入感が増しました。

 

次、繋がるシステム。これがゲームに与えている影響はすごくでかいと思います。

 

このゲーム、結構しんどいです。重い荷物を背負って雪山を登ったり、崖を下ったり、BTに怯えながら進んだり、川に流されたり。周りには自然とちょっとした人工物だけで、あとは人っ子ひとり見当たらない。するとちょっと寂しくなってきたりもします。

 

その時にアクションボタンを押すと、近くにプレイヤーがいる場合に声が返ってくるんですよね。姿は見えないし、セリフも味気ないけれど、「あ、今他の誰かも同じところをプレイしているんだな。ひとりじゃないんだな。。。」それだけでちょっと元気になります。なので暇があればしょっちゅうアクションボタン押してました笑。

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ひとりじゃない。

 

また、ナイスな場所に誰かが発電機を作ってくれていたり、ユーモアたっぷりな看板が置いてあったり、もう疲れたよ歩きたくない。。。と思ったところで誰かが乗り捨てたバイクを発見したり。決して直接的ではないけれど、繋がっている。他者を感じる。これが嬉しいんですよ。だから毎回いいね!はたくさん押しました(いいね!を押せる時間は数秒間と決まっているので、私は大体連打してました笑)。

 

みんなのために献身的に国道を作り続ける人もいれば、私のように最低限のことしかしない人もいる。基本的にはたくさんのいいね!を押して、国道をバイクで突っ走ってました。で、たまに配達を楽にするために、ジップラインを設置したり、発電機を作ったりする。あくまで自分のために。でもそれが、実は誰かの役にも立っていて、いいね!がもらえる。すると、やっぱり嬉しい。次からは多少の利他性を持って動くようになる。そんな好循環が生まれやすいゲームです。そりゃ、楽しいわ。

 

そうそう、デスストをやるようになってから、snsでいいね!を押すことが増えたのは面白いなあと思います。いやsnsどころか、愛想のいいマクドの店員さんにもいいね!を押したくなっている自分がいました。ポジティブな心の動きが増えて、それを相手に伝えたくなったということなんでしょう。おそるべしデススト効果!

 

他にも、小島監督らしいユーモア(立ち小便ができるとか、ノーマンが「いい湯だな♫と歌い出すとか)や様々な装備品やアイテムなどが盛りだくさんで、それらが配達ゲームをより面白く演出しています。

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エンドロールが流れたら、このセリフ。

 

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笑った。

 

まとめ

面白かったです。何年振りかにゲームを予約して購入したけど、ナイスな選択だった!大塚さんが男泣きしている動画があったけれど、コナミ退社の件から今までいろんな困難があったのだろうなあと。監督お疲れ様でした!押井守監督も褒めておられます!

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そうそう、こないだデスストのTシャツを着て歩いていたらフランス人のゲーマーに話しかけられた。ちょっとの間ゲームの話で盛り上がって、小島監督が会社立ち上げの際銀行からお金を借りるのに苦労した話をすると、「日本アホすぎるでしょ!監督の作品、世界で何千万本売れていると思っているの?単価だって安くないゲームソフトをそんだけ売っているクリエイターに融資しないとかアホすぎる!」と激おこだった。熱いぞ、フランス!

 

さあ、あと1ヶ月ちょっとで今年も終わり!頑張ろう!

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