atoiuma’s blog

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言語化力を読んで

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先日、個人でも広告を出せるおもしろサービス「AD FOR ALL」をローンチしたイケイケ三浦さんの本。随分前に読み終わったけど感想書いてなかったので、コロナちゃんで引きこもりがちな今に書く。

言語化力 言葉にできれば人生は変わる

言語化力 言葉にできれば人生は変わる

  • 作者:三浦 崇宏
  • 発売日: 2020/01/22
  • メディア: 単行本
 

 

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感想

とても面白かった。文章がとても読みやすく、また言葉遣いが素敵で心地良かった。

 

言葉の力や使い方がふんだんに盛り込まれている。言葉が好きな私にとってはもうウハウハな本で、興奮しながら読んだ。

 

面白かったところは3つあって、

 

  1. 変化が起きるのがいい言葉
  2. モノの価値は言葉で作られる
  3. 言葉で世の中を変えられる

 

1 変化が起きるのがいい言葉

いい言葉とはなんだろう。美しい言葉、かっこいい言葉、面白い言葉、いろいろあるけれど、三浦さんの答えは「変化を起こせる言葉」だった。おお、なるほど確かに。

 

あちこちで「頑張ってね!」「頑張れ!」が溢れている。私もつい使ってしまいがちだけど、私はこの言葉に励まされたことがほとんどない。心が動かない。「ああ、退屈だな。。」って思ってしまう。それよりも「応援してるよ!」の方がグッとくる。じんわり暖かくなるし、よーしやっちゃうぞ〜って思う。これがいい言葉。

 

異性を口説くときも言葉が重要になる。自分の思いをただ伝えても相手の心が動かなければ現実は変わらない。どうやったら一緒にご飯に行けるだろう。どうしたら付き合えるだろう。言葉次第で結果が変わる。そう考えるととても楽しくなってくる。

 

2 モノの価値は言葉で作られる

 

現在では、多くのものが便利で高性能。価値に差がつきにくくなっている。どれでもいい、なんでもいい、だったら安いのが一番に決まってる!消費税も上がったし!

 

そんな時代には「価値を伝える力」がとても重要だ。他社のモノと比べてどこが違うのか、何にこだわっているのか、どんな物語があるのか。それを伝えるのに必要なのが、言葉。

 

これは企業だけの話じゃなく、個人にも言える。就活とか婚活とか出世とか。どうやったら効果的に自分を売り込めるか。いかに価値を伝えていくのか。言葉の使い方次第で売り上げも人生も変わると考えると、すごくワクワクしてくる。

 

3 新しい名前をつける

イクメン」という言葉が生まれたことで、父親の育児参加が促進された。

「おひとりさま」という言葉が生まれたことで、孤食の市場が広がった。

 

おお、確かにその通りだ。言葉が生まれたから、それに影響を受けて私たちの意識や行動が変わっている。

 

現在世界中で話題のコロナウイルス。マスクが売り切れて転売ヤーがのさばっていたり、イベントがどんどん中止になって経済的打撃を受けたり、毎日のように「〇〇でコロナウイルス感染者確認」「〇〇人増加しました」なんてのが報道されたり。311の時のような圧迫感がある。うんざりしている。

 

なので最近では、コロナウイルスのことをコロナちゃん」と呼ぶようにしている。

 

「ったく、今すぐにでもタイに行って友人に会ったりカオマンガイ食べたいのに、コロナちゃんのせいで行けないよ!ちきしょー!」

 

「パラサイトがすごく面白くて韓国に興味が湧いたから9年ぶりに行こうかなと思ったら、コロナちゃん関係で日韓が揉めてめんどくさくなってるよ。。。はぁ。。。」

 

「ちゃん」をつけただけなんだけど、マイルドになってストレスが和らぐ。これぞ、言葉の力!

 

人によっては不謹慎と思う人もいるかもだけど、個人でできる対策は限られているし、あとはもう免疫力を上げるしかないのだから下を向いて無表情になってる場合じゃない。口角上げねば。chin up!

 

まとめ

「言葉は武器である」ということが腹の底から理解できるとても良い本。日々の生活でも使い方を意識してより良い快適ライフを送っていきたい。

 

R25ではご本人が動画で本を紹介しているので載っけときます。


「iPhone」というネーミングはなぜ秀逸!? 言葉がビジネスをドライブさせるワケ(三浦崇宏「言語化力」本人解説①)@TAKAHIRO3IURA