atoiuma’s blog

人生あっという間。マイペースにおもしろく。

タイ語学習を半年続けたのでその記録

f:id:atoiuma:20200811195013j:plain

去年バンコクに行った時の写真。ライフ is スイーツとはまさに私のためにあるような言葉だ。ここのマンゴープリンが美味しい。早く行きたい。。。

 

さて、タイ語を習い始めてから、早いもので半年が過ぎた。よくぞ挫折せずに続けた!えらい!

 

日本語、英語に続く第三言語であるタイ語を半年やってみて、思ったことやメモを残しておく。

 

 

 

半年学習した今のスペック

  • スクールで、発音編→会話編まで進んだ。
  • タイ文字はまだ習っていないが、独学でとりあえず書くことは可能。
  • タイの映画やドラマを見ると、簡単な挨拶は聞き取り可能。
  • タイの友人たちにボイスメッセージを送ると、とりあえず理解してもらえるが、たまに「はー?」と言われる(その時は深く傷つく。。。) 

 

発音について

一般に、タイ語の発音は難しいと言われている。実際に半年やってみてその通りだと感じている。いったい何が難しいのか。

 

まずは「声調」だ。中国語やベトナム語にもあるシステムで、音の高低のこと。上がったり下がったりすることで意味が変わってしまう。日本でいう「雨と飴」「箸と橋」みたいな感じだ。日本語、特に標準語は音の高低が少ないので、最初タイ語を喋るときは体力を使った。ただ、声調に関しては個人的にそれほど難しくは感じない。慣れてしまえば、クリアできる。

 

問題は、「有気音と無気音」「末子音」などの小賢しい音たちだ。実にめんどくさい!

 

有気音と無気音はその名の通り、息を吐く音と吐かない音のこと。息を吐かないってなんだよ!と思うんだけど、実は「ガギグゲゴ」とか、息がほとんど出ていない。私たち日本人はその識別をしないのだけど、彼らはする。それによって意味が変わるのだ。。。ティッシュを口の前に置いて練習するんだけど、ストレスでハゲそう。だから最近は雑にやっている。髪は財産だ。守らねば!

 

末子音とは、末尾の音だ。例えば、jet, jep, jekという音がある。日本では「ジェット、ジェップ、ジェック」となる。ところが、タイ語では語尾を発音しない。つまり「ジェッ、ジェッ、ジェッ」となる。でも、音は3つとも違うのだ。t、p、kの音の前の口は違うからだ。tの時は、舌が上にくっついてるし、pは唇が閉じている、kは口が開いている。ところが、その音の違いがわからない。pはなんとなく口が閉じるような音が聞こえるのだが、kとtはダメだ。同じ音だ。自分では同じ音だなと思いながら発音をするのだが、先生はちゃんと聞き分けている。アメイジングタイランド

 

他にも母音の数が多いとか、「あ」と「う」の間の音とか細かいことが出てきてもう嫌や。自分の中で「これが正しい発音!」という軸がまだ定まっていないというのもあって、ストレスフル。

 

音に不安があると語学学習がしんどくなる。特に私は英語の勉強を音読中心にしてきたので、余計にそう感じる。大事なのは、とにかく声に出すこと。間違った音で覚えたくないから、ネイティブのCDを聞いてそれを真似たり、シャドーイングしたり。そうすると、どんどん英語が血肉化してきていい感じになってくる。これを一つの成功体験として、タイ語にも応用していきたいわけだ。ところが、ご覧の有様である。だからもうタイに留学したい。そして一日中タイ人ともみくちゃになって、バンバン発声したい。そうすればどんな音が彼らに通じるのかがわかるし、自信もつくに違いない。

 

なんか愚痴っぽくなってしまったので、明るいことも書いておこう。

 

私はタイ語の音が好きだ。毎週スクールに行って先生の発音を聞くたびに、きれいだなと思う。何がどう好きかはうまく言語化できないので、いくつか動画を載っける。

 


แผลเป็น(SCAR) - Atom ชนกันต์ [LYRIC AUDIO]

 


PLEASE - Atom ชนกันต์【OFFICIAL MV 】

 


อ้าว - Atom ชนกันต์ [Official MV]

 

お気に入りのatom。もちろん何を言ってるのか全然わからん。でも、聞いてて心地良い音。

 


【ピムとタイ語】ありがとうと言われたらどう返事すればいい?💐คำตอบรับคำขอบคุณ

 

0:50に出てくる「コップンナー」とかすごく可愛い音だ。音の高低があると、感情が乗っかっているように聞こえる。関西弁が好きな理由に似ている。

 

また、タイの男性は語尾に「クラップ」を、女性は「カー」をつけるのだが、語尾の伸びる感じがすごく好き。でも、男性は伸ばせない。なんで男性はクラップなんだ、私もカーがいいぞ!と思って先生に聞いたら、「気持ち悪いのでやめてください」と言われた。タイ人女性の中には、彼氏に「カー」を使って欲しい人もいるらしい。でもそれは女っぽく聞こえるので、基本はクラップでいくべきとのこと。やっていくしかないか。。。

 

文字について

タイ文字に関しては、独学でやっている。使っている本は、これ。

タイと日本人のハーフである中島マリン先生の本。 とりあえず文字はだいたい書けるようになり、今は読み方を中心に学習している。

 

独学だしまだ終わらせた訳じゃないのでなんともいえないのだけど、タイ文字は難しくないと思う。確かにルックスはぶっ飛んでるけど、いざ取り組んでみると覚える量は少ないし、毎日書いてれば慣れてくる。実は今、タイ文字学習が一番楽しい。仕事の休憩時間にサクッとやるのが日課で、毎日楽しみにしている。

 

文法について

 

まだ発音編を終えて会話に入ったばかりなのでこれまたなんとも言えない。

 

第三言語を学ぶということについて

明らかに英語学習の経験が活きてるから楽。言語の基本的なルールは英語で学んでいるので、「これは英語でいうwhatですよね?」なんて形で整理していく。そうすると、inputが早い。

 

タイ語人格について

言語にはモードがあると考えている。私の場合、日本語を話している時と英語を話している時ではキャラクターが違うのがはっきりわかる。英語を使うと、ユーモアが自然と出てきたり、ポジティブになったり、感情表現が豊かになる。日本語では恥ずかしいと思うことも、英語ではさらっと言えたりする。このモードが手に入ったことは、英語を学習して良かったと思う大きなポイント。多分「演技する」という行為に近いと思う。人前で舞台に上がってあれこれやるのは恥ずかしくて無理だけど、外国語を身につければそれが日常生活でできるのだから素晴らしい。

 

タイ語が使えるようになったらタイ語モードが手に入るのではないかとワクワクしている。ただ、まだ半年だし、人格を持つほど使ってないので今のところ変化なし。どちらかというと、日本語モードでタイ語を使っている印象。早くタイモードが欲しい。

 

スクール学習の効果

タイ語は発音が重要で、しかも難しい。だから独学ではなくちゃんとスクールにいくべきだとされている。結果、それは正しかった。独学だったら挫折していたに違いない。というか、過去に本を使っての独学に失敗してるんです、私。もちろんyoutubeに音源もあるし、発音が細かく書かれている本もあるから独学できないわけじゃないと思う。でも、やっぱりお金を払ってでもスクールに行く価値はある。

 

メリットとして、

  1. 強制力が働くので挫折しにくい。
  2. 勉強のリズムが出来る。
  3. タイ語を勉強する仲間ができる。
  4. 日本語を話せるタイ人先生と関われるので、語学の質問も出来るしタイ社会について面白い話も聞ける。
  5. サードプレイスになる。

 というわけで、これからも通学する予定。

 

週一でも、語学は伸びる

最後に、これ。

 

受験生の時によく言われたのが、「英語は毎日やれ!1日サボるだけで勘が鈍る!」だ。私が英語の勉強をしていた時代も確かに毎日やっていた。継続は力なり。

 

で、基本的には週一しか学んでない(文字の練習だけはほぼ毎日している)タイ語がどうなっているかというと、ちゃんと伸びている。単語の知識も溜まってきたし、発音も少しずつ上手になっていると思う。 もちろん成長スピードは早くないが、ちゃんと進んでいる。これは発見だった。そんなに根詰めなくても、語学は伸びるのだ。

まとめ

思いつきで書いた割には盛り沢山になった。半年後自分のタイ語がどうなっているのかとても楽しみ。私のことだから辞めてるかもしれないけど、それはそれでマイペンライ

 

あー早くカオマンガイ食べたい。アマゾンカフェのグリーンティー飲みながらだらだらしたい。