atoiuma’s blog

人生あっという間。マイペースにおもしろく。

焼肉サブスクを1ヶ月やってみた感想

焼肉サブスク。なんて甘美な響きなんだ!音楽じゃない、映像じゃない、焼肉のサブスクだ。月額払ったら毎日焼肉を食べれるなんて、こんな夢のような話があるだろうか。男子たるもの、一生に一度はやってみたい毎日焼肉、いつやるの、今でしょ!さあ飛び込め!

 

今回試したのは、焼肉ライクの「焼肉フィットネス」だ。お試しじゃなく通常プランを選んだので月額14,080円で毎日焼肉が食べれる。土日も休まず毎日欠かさず通う予定なので、30で割るとおよそ470円。470円で焼肉セットが食べれるなんて素晴らしい!

www.yakiniku-like.com

 

では、実際どうだったのか。ざっくり振り返ってみよう。

直前

ワクワクだ。毎日ジュージュー焼肉なんて夢みたいだ。ご飯、スープ、キムチ、生卵もおかわり無料だから肉を食べ切った後も楽しいぞ。焼肉のタレをぶっかけた卵かけご飯とか良さげだ!野菜も貴重な栄養素なので辛いのダメだけどキムチも食べよう。元を取れ!うひひ。

序盤

焼肉セットは3種類から選べる。レバーは苦手だから、低脂肪の鶏肉コースとロカボのハラミ云々コースだな。美味しい美味しい。ジムで体を鍛えている人向けのサービスだからカルビのような脂系はないんだけど、いいよいいよ。焼肉のタレも種類が豊富にあっていい感じ。通うの楽しい。店員さんも毎度いろんな人がいて人によって接客違うなあとか見てるのも楽しい。

中盤

だんだん感謝の気持ちが失せてきた。確かに焼肉なんだけど、お祝い事があった日の焼肉とは違うレベルの肉だ。「うわ、うっめええええ」レベルではもちろんない。タンパク質摂取のための塊に思えてきた。いや、そもそもこのサブスクの名前は「焼肉フィットネス」であり、トレーニングした体に焼肉で栄養を摂取しよう!がコンセプトなんだからその感想で正解なんだけど。だんだん店にいくのが億劫になってきたが気のせいだろう。あれ、なんかお腹も痛くなってきたぞ。

終盤

店に行くのがとにかく面倒臭い。点火する作業を4日に1回くらいミスるんだけど、その度に店員さんにhelpしてもらうのが気まずくて疲れる。肉を焼くのがめんどくさい。食べても感情が動かない。そしてお腹が痛い。肉って毎日欠かさず食い続けると腹にくるのか知らなかった。

最終日

お疲れ様でした。達成感と解放感!

 

こんな感じ。

 

基本的に序盤の1週間ほどは順調だった。友人たちからは「飽きない?w」とか言われたけど、いやいやまだまだ嬉しいよって。元々毎日同じものを食べるということに抵抗は薄いタイプで、日常的に食べるものは大体決まっている。それもあって楽しく取り組めた。ご飯のサイズも大盛り+小盛がちょうどいいな、とか、生卵は2個だな、とか自分の中で適切なサイズ感を探り当てていくのも楽しくて、通うほど発見があった。にっこりだ。

 

それがだんだん崩れてきたのが、2週間が経過したあたりだろうか。お腹が痛くなってきたのである。もちろんお店の肉が悪いという意味ではない(それだったら序盤からお腹を壊してるはずなので)。焼くことがめんどくさくなってきたので十分焼けてないままに食べてたりしてたからだろう。あるいは私の腸の問題かもしれない。いずれにしても、腹痛が発生するようになる。テンション下がる。また、焼肉というイベントが日常化され、それどころか作業になってきた感じが出てくる。にっこりがなくなる。

 

そして、最後の1週間ほどは、もうただの仕事。毎日行くと決めたから行くのだが、店に行くこと自体が億劫でしょうがない。もう楽しいイベントでは無くなってしまったので早く済ませたいと思い、お肉を中心に食べる。ご飯のオーダーは辞めてしまった。まあそっちの方がダイエットや筋肉アップにはいいのかもしれない。ああ、蕎麦食べたいなあ、寿司食べたいなあとか言い出す。早く終われよと祈り出す。

 

そして最終日は解放感と達成感に満ち溢れる。お疲れハッピーフリーダム!

 

正直にいうと、ハッピーな気持ちで終わると思っていた。さっきも書いたけれど、比較的同じものを食べる日常に抵抗がないタイプなので、焼肉1ヶ月はいけると踏んでいた。しかし、現実は厳しかった。肉を食べるということだけでなく「店に行く」という作業も非常に億劫になるというのは発見だった。毎日労働してるので毎日何かをするとかどこかに行くということはそんなに苦じゃないと思っていたのだけど、店に行くのははっきりとストレスになっていた。

 

ちなみに、このプロジェクトを開始した時、そしてその過程において、誰からも「いいね!」「羨ましい!」と言われなかったのは面白い。毎日焼肉だぜ!?魅力的じゃん!でも、友人が言っていたのは「絶対飽きるよそれ」「焼肉はたまに美味しいものを食べるからいいんだよ」という非常に大人な意見で、そんなのやってみないとわかんねえじゃねえか!と息巻いたわけだけど、彼らが正しかった。チキショウ。

 

ただ、もう一度言っておくと、この焼肉サブスクは「ジムで体を鍛えてる人たち向け」である。美味しさがメインじゃないのだ。そこはちゃんと押さえておかないといけない。「毎日焼肉?!ヒャッホー天国じゃんやるしかないね!」とかはしゃいでいた私が間違っていた。

 

まとめ

私のように毎日焼肉という言葉にテンションあがっちゃう人はやめておいた方が良さげ。期待値が無駄に上がりすぎて色々大変だと思う。一方で、本来のターゲット通り、日々トレーニングに励んでおり焼肉を毎日食べながらボディメイクをしたい人、料理がかったるい人なんかはやってみたらいいかもしれない。

 

p.s. 体重は2キロ落ちました。