atoiuma’s blog

人生あっという間。マイペースにおもしろく。

団塊の世代とのコミュニケーションが面白い

私はおじいちゃん子でもなければ、おばあちゃん子でもなかった。特に親しい関係を築いておらず、だからこそ亡くなった時にも悲しいという感情が湧かなかった。

 

普通に生活していれば、70歳前後の人とコミュニケーションする機会なんてない。そんな状態で、年金問題があーだこーだとか、アクセルとブレーキを間違えて事故ったとか、シルバー民主主義だとか、そんなニュースが入ってくると何だかいい印象を持てなかったのが正直なところだ。

 

しかし、ここ最近その世代と触れ合う機会がいくつかあった。実際の彼らは実年齢よりもずっと若く、それでいてエネルギーに溢れていた。前向きで、希望を持っていて、下手すればそこらの若者よりもバイタリティがあった。

 

聞き手に回って、いろんな話を聞いた。それはよくある昔話だったり、若い頃の英雄譚だったり、人生の苦い部分だったりで、どれも面白いものばかりだった。世の中や人間に対しての捉え方も、さすが長く生きて多種多様な経験をしているだけあって洗練されている。自然と敬意が湧いてきた。

 

彼らは言う。

「何だ、君はまだ20代なのか!いいなあ、無限の可能性があるじゃないか!何でもできるぜ」

 

そうか、いろんなことに手遅れさを感じていたけれど、相対的に見れば、私は「まだ」20代だったのか。時間はある。

 

若い世代と触れ合うことは、時代の流れを知ったり若いエネルギーをもらえると言う点で重要だ。一方で、上の世代と交流して知恵を授けてもらったり若者とはまた違うエネルギーに触れることも大切だと知った。未熟と成熟、どちらにも価値がある。

 

これからはより意識して老若男女とコミュニケーションをしていきたい。それぞれの性別、世代でいろんな考え方があって、それを実際に味わうことは面白い。