atoiuma’s blog

人生あっという間。マイペースにおもしろく。

そろそろ仕事を辞めて長期間海外をふらつきたい

La Rotonde。ピカソをはじめ多くの芸術家が足繁く通ったとされるフランスのカフェ。行ったのはもう7年前だ。懐かしい。。。

 

最近なんだかいろんなことに飽きてしまった。停滞感がすごくある。毎日バイトをして生活費を稼ぎ、ちょこちょこ海外に行くという生活。給料はこないだ時給が80円上がったが、物価も上がっているので大したことじゃない。大学は無事に卒業に向けて進んでいるが、卒業資格を手に入れたからといって速攻で何かが変わるわけでもない。タイ語はなぜか先日のタイ語検定受験から火がつき(受験前に火をつけろよ)、毎日やっているが牛歩だ。近日中にタイに行く予定だが、ショート。有給を取れる日数が限られているからしょうがない。

 

3ヶ月とかズドン!と休みをもらってあちこちフラフラしたい。そんな時間もお金もないのだが。

振り出しに戻ってもやり直すしかない生きてる以上

だんだん蒸し暑くなってきた嫌な季節だ。痩せねば。

 

網膜裂孔のレーザー治療後、とりあえず経過は順調なようだ。医者からはほぼ治ったと言われ、生活も通常に戻していいと言われた。ようやくだよ、3ヶ月長かった。せっかく去年の年末からじわじわ筋トレの習慣が出来ていたのに、あっけなく破壊されてしまった。ブヨブヨ。

 

早速筋トレを再開だ。ところが、もう悲しくなるくらい筋力が落ちている。半分くらいの回数でギブアップだ。マジかよ3ヶ月だけで、別に寝たきりの生活を送っていたわけでもないのにこんなに落ちるのか。。。ラスボス手前まで進んだドラクエのセーブデータが消えちゃったくらいの虚無感。またやるのかよ。。。

 

そんな時、ふと、水泳の池江選手を思い出した。トップスイマーだった彼女は突如白血病を発症し、入院を余儀なくされた。スポーツ選手の現役期間は短いし、周りのライバルたちはどんどん前に進んでいく中で自分だけ停滞。それどころか命を落としてしまう可能性だってある。なんだよこんな理不尽ないよ。

 

それでも腐らず前進し続け、無事に退院、医療関係者たちも驚くほどの回復で無事にトップスイマーに復帰。かっこいい!

 

そんな池江選手に比べたら私なんて鼻くそみたいなものだ。うるせえよいいからやり直せ手を動かせ馬鹿野郎。

 

生きてる以上振り出しに戻ってもやり直すしかないし、やり直していい。そういえば、古畑任三郎も「たとえ明日死ぬとしても、やり直しちゃいけないって誰が決めたんですか」と言っていた。

 

というわけで、マイペンライタイ語検定も終わったことだしタイにも行きタイ。

網膜裂孔になったのでレーザー治療をしたメモ

久しぶりのブログ更新。

 

写真は行列のできるラーメン屋、野方にある花道庵のつけ麺。徹夜で大学課題を終わらせたご褒美に訪問。味噌が濃厚で美味しかった。つけ麺はとめどなく食べられちゃうので一瞬で太る悪魔フード。気をつけろ。

 

さて、前回も書いたけど、タイで眼底出血を起こした。理由はわからない。医者から「何か激しい運動はしたか」「どこかで強く頭をぶつけたか」と聞かれたが、記憶にない。高血圧でもないし、まだ年齢も若い。謎だ。謎だからこそしっかり治療しましょう。

 

最初は網膜剥離の可能性もあるなんて脅されてヒヤヒヤしたが、結論は、網膜裂孔。穴が空いちゃったらしい。で、それが剥がれないようにするためレーザーで焼きましょうと。怖い!保険適用で3万円ちょっと。高い!

 

私は痛みが大の苦手で、医療行為というものが大嫌いだ。病院怖い。歯医者だけじゃなく医療全般がダメだ。注射で倒れたこともある。出来ることなら死ぬまで病院に近寄りたくないが、まあそうもいかない。じゃあどうしよう。痛みをメモしておこう。経験したことがない痛みはイメージが先行してより恐ろしいものに感じてしまう。ましてや、レーザーで目を焼くってなんやねん。目玉焼きかよ勘弁してくれ!

 

というわけで、メモだ。

 

結論から言うと、「大したことはない」になる。説明しよう。

 

私が想像していたレーザー治療

ベッドに寝転ぶ。目玉に麻酔注射をぶっ刺す。麻酔が効いてきたら、バーナーみたいなもので目を焼く。時間にして30分ほどだろうか。終わったら激痛に悩まされる。回復するまでに1ヶ月かかる。

 

実際の治療

視力検査をする時のように椅子に座る。麻酔効果を持つ目薬を指す(無痛)。そのまま機材に顎を乗せ、治療開始。ドクターが「カチカチ」とボタンを押すと目に光が当てられる。間隔は1秒もない。6割くらいの確率で痛みがあるが、耐えられないものではない。レーザーで焼かれるというより、眼球を押されるような痛み。時間にして5分もかからない。終わったら光を当てられていたので多少視界がしんどいが、すぐに元に戻る。レーザー治療の経過観察で1ヶ月ほどかかる。

 

というわけで、大したことはなかったです。やったぜ。

 

今回分かったのは、医者は必ずしも言語能力に秀でているわけではないということ。理系だし論理的かつわかりやすく説明があるかというとそうでもない。痛みについても「鈍痛がします」ということだったんだけど、それじゃイマイチ伝わらない。「自分で目玉をちょっと強く押してみてください。痛いですよね。それに近いです」と言ってくれた方がイメージしやすいわかりやすい。細かいことのようだけど、とても重要な情報だ。

 

早く目玉が治ることを祈る。治り次第、筋トレを再開し、再び海外にも行きたい。健康大事。

大学生、最後の1年が始まる

2023年4月、色々ありましたが無事に最終学年に進級。4年生だ。めでたい!ご褒美に並ばないと買えない赤坂しろたえのチーズケーキを食べながら書いていこう。

 

振り返ってみると、3年の1学期くらいまでは割とサクッと進んできてたんだけど、その後から体調が悪くなったり専門科目が増えて息苦しくなったりやる気が消えたりして結構大変だった。いくつか単位も落とした。それでもしがみついてなんとか4年生に進級した私は偉い。公式には公表されてないようだけど、twitterでちらっと見たところ卒業率は4割程度らしい。ああ、半分以上辞めちゃったんだな。ただ一般に通信制は通学生に比べ卒業率が低いのは聞いていたのでそんなものか。社会人が多い大学だから、仕事が忙しくなった、子供ができた、具合が悪くなった、仕事や家庭と両立きついとか色々あるのだろう。学費が安いのもあるかも。

 

今のモチベーションとしては、もう完全に学士取得。それ以外ない。twitterを覗くと勉強が楽しいとかGPAハイスコア狙うぜとかキラキラツイートも散見されるのだけど、今の私には全くない。細々と単位をかき集め、無事に来年の今頃卒業することが目標だ。

 

まあ学士を手に入れたところで人生が変わるのかというと、それを使って何かする予定もない。ただ何かの拍子に海外で働くことになった時、大卒はビザ取得のために必要な条件だ。人生100年時代、何が起こるかわからない以上何かチャンスが来た時にすぐ動けるようにしておくのがいい。

 

そういえば、目の調子が悪い。先月タイを訪れた時に右眼の視界に突然黒いモヤがかかるようになった。寝起きで目やにでもついてるのかと思ったが、いつまで経っても消えない。なんだよこれ。日本に戻って医者に行ったら眼底出血、網膜剥離の可能性もあるというから大変だ。失明は勘弁よ。現在大きな病院で定期的にチェックを受けている。とりあえず網膜剥離の線は消えたが、まだ別の病気の可能性があるという。めんどくさい。生きるとは壊れていくことなんだから、メンテナンスとか治療を言い出したらキリがない。病院が大嫌いなので、いろいろ考えてしまう。

 

やっぱりやりたいことをやるしかない。やりたいことはなんだ。今は海外。全然飽きない。すでに年末、そして3月と2回も行ってしまった(そしてこのブログに書けていない)。貯金を削ってやっているのは破滅の道な気もするが、今をちゃんと生きてる証な気もする。よし、GWも行ってやれ!ゴーゴーゴーだ!

 

というわけで、あと1年、なんとか卒業までこぎつけたい。

 

ホップ、ステップ、骨折

Happy New Year! 2023年がやってきた。

 

なのだが、全く実感が湧かない。年末から2週間ほど海外をフラフラしておりようやく先日喘息発動しながら帰国したばかりだ。毎日何かしらトラブルがあってヘトヘトだったので、今は最低限の労働をこなしつつぐったりしている。いやあ、日本っていいすね。だいたい海外から帰ってくると退屈したり気持ちが落ちたりするんだけど、今回は逆。日本ナイス!快適だね静かだねon timeだねご飯おいしいね!自分の中で日本の位置がだいぶ上がっている。とても珍しい。

 

旅の模様はまた次回に書くとしよう。この旅の終了をもって自分の中での2022年が終わった感覚があるので、ちょっと遅いけどここで2022年がどんな1年だったかまとめていきたい。

 

結論から言うと、あまり良くない1年だった。

 

膝折れた

2020年、2021年は良い感じに過ごせたのだけど、3年目にしてコケた。ホップ、ステップ、骨折。ジャンプできなかった。変化の年になる予想はしてたのだけど、悪い方に転がるとは思わなかった。

 

ホップ、ステップと良い感じだった2年間はこちら。

attoiumablog.com

 

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具体的に何が起きたかというと、「労働環境の悪化」と「海外旅行解禁」によるシステムの崩壊だ。

 

withコロナ時代、世界のあちこちで大変なことになったわけだけど、私には幸い大きなダメージはなく、むしろ居心地の良い生活を作る重要な実験時間となった。今では当たり前になった4時起きの生活、毎日労働もコロナ後に作り上げたシステムだ。就職して生きていくのがスタンダードだしそっちの方が収入もあってお得なんだろうけど、散々就活してあちこちにI love youして振られまくったのでもうだめだ、女性不信だ、もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対なんて言わないよ絶対。そんな中で投げやりになりつつ部分点をかき集めるようにしてみたら意外に機能して、日々アップデートして改良していったのがここ数年の流れ。

 

その作業が、ある程度2021で完成した。もう伸び代はなさそうだ。なのでこれ以上を目指すなら大きく生活を変える必要がある。そう思っていた2022年、労働環境が悪化した。絶妙なバランスで設定されていた仕事のいくつかが経営悪化で吹き飛んだり、給料は固定のまま労働量だけが3割近く増えたりした。ひえー。さらに、待望の海外旅行解禁だ。2022年は5月と9月、そして年末の3回も海外旅行に出かけた。コロナ禍でのシステム生活でじわじわお金は貯金していたので、えいや!と。海外旅行はやっぱり楽しかった。私の人生に海外は欠かせないと再確認。ただ、コロナ禍で海外に行けない世界前提でシステムを作ってきたので、長期休暇で海外に行くとなると土日祝日労働の継続が難しくなってくる。土日祝日の労働は普段から出勤数が少ないのでもらえる有給も少ないのだ。

 

といった感じで、作り上げてきたシステムが崩壊していった。まあしょうがない。だったら新しいシステムを再構築しよう。生活をアップデートしよう。ところがこの作業が全くうまくいかなかった。どん詰まり。やる気はなくはないんだけど、形にならない。具体的な次の案も浮かばない。エネルギーの行き先が見つからず消化不良感を抱えたまま、気づいたらもう年末だったよコンチクショウこのままじゃ終わらせねえ日本にいても退屈だから海外じゃ!ってことで年末の休みを利用してフラフラしてきたのでした。そしたらトラブル頻発。書類無くしたり、空港で名前を3回くらい呼ばれたり、出発時間の3分前にギリギリ搭乗したり、マニラの空港がダウンしたり、喘息発動したりと大忙し。上手くいかなかった2022を象徴するような素敵な旅になった、ゴホゴホ。

 

仕事以外もよろしくなかった

大学はとりあえず留年することなく進んではいるが既にやる気はなく、単位をいくつかこぼし始めてもいる。タイ語の勉強熱もすっかり冷めてしまい、スクールはやめてしまった。仮想通貨面白そうだなと思って大して勉強もせず買ってみたら急激に価格が落ちてcrypto死す状態になったり、ストレスからの暴食が原因でぶくぶく太ってきたりもしている。仕事以外も全くもって流れが悪い。ちきしょう。

 

2023年はどうするのか

年末近くになって始めたことが2つある。ひとつはインドネシア語、もうひとつは筋トレだ。インドネシア語は単純に2年前に買った教材を使わないままにしておくのは勿体無いし、インドネシアも好きだから勉強しようくらいの軽いノリ。1ヶ月ほど軽く勉強したら、ちゃんと現地で通用した。楽しかったのでもうちょっと続けてみたい。語学って楽しい。

 

筋トレに関しては、懸垂をサクサクできるようになりたいというただそれだけ。これも結構楽しい。全然出来なくて笑えるけど、でも着実に向上してるのがわかるので日々が楽しくなる。続けていきたい。

 

2023年はブログももう少し書いていきたい。せっかくお金を払っているわけだし、最低でも月に2本くらいの更新を目安に。

 

あとは、そろそろ東南アジア放浪もお腹いっぱいになってきたので、ここいらで前から行きたかったメキシコに行ってやろうかと考えている。アメリカにも行ったことがないので、成田ーロス、そしてメキシコに行けたら楽しそうだなあと。となると、スペイン語をやる必要がある。面白そうだ!東南アジアと比べると費用がかかるし、ちょっとビビってもいるのだけど、やりたいことを先送りにしている間に病になったり命を落としてしまったら勿体無い。悔いのない人生なんて無理だとわかった上で、できるだけ納得感のある人生を。2019年以来新しい国を訪れてないのも寂しいし、行けたら嬉しい。最近円安が落ち着いてきてるけどどうかその調子で。1ドル150円とかやめてくれ。

 

やりたいことはそれくらい。具体的な仕事のことに関してはわからない。現状はよろしくないので何かしらのアップデートが必要なのだが、何をどうすれば良いのかがはっきりしない。とりあえず大学は留年せずに卒業に向けて食らいつき、筋トレで最低限の健康を維持し、ちょこちょこ勉強したりお金を稼ぎながら次の何かが見つかればいいかなと。うーん、これは停滞の匂いがする。。。2023年、ハードな1年になりそう。。。消化不良は避けたいでござる。

 

まあ旅も終わったことだし喘息も発動中なので、しばらくは大学、読書、ブログなど地味なインドア生活をして体調を整えていこう。phaさんの本、面白い。

 

良い1年になりますように。

生きることに疲れたらパタヤへ避難しよう

ようやく大学の3学期が終わったなあと思ったらあっという間にクリスマスがやってきて、そして2022年も終わる。早い。引きこもっていた時は何をしても時間が進まず、1ヶ月が3ヶ月くらいに感じていた時代が懐かしい。社会に出て歳をとると、バンバンスピードは加速していく。人生100年時代とはいうけれど、やっぱりあっという間。

 

というわけで既に年末なのだが、9月に行ったタイ旅行(今年2回目)を記録しておこう。もう記憶があやふやだけど、マイペンライ

 

前回の記録。(今年1回目)

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前回は特に人にも会わず大きく移動もせずダラダラしていたのだけど、今回はもうちょっとパキッとした旅になった。友人にもモリモリ会ったし、バンコクだけじゃなくパタヤプーケットにも行った。やっぱり人に会ったり移動した方が豊かな旅になる。

 

まず、プーケット。名前だけはよく聞くが、一度も行ったことがなかった。何やら欧米人がたくさんいてビーチでenjoyしてるらしい。そういうものにあまり関心がないし、何より一人で行く場所じゃないからずっと避けていたのだけど、一緒に行く人が見つかったので行ってみることにした。行ける時に行け。

 

といっても、訪れた場所はビーチではなくオールドタウンというエリア。見た感じペナン島に近い雰囲気で、あちこちの壁にアートが描かれている。中華の雰囲気。

 

基本的には食べ歩き的な楽しみ方らしい。そこで評判の良い店に突撃。

 

ここのミルクティーがど濃厚で痺れた。うまい!思わず店員さんにも声かける。そんなこと日本ではまずしないが、タイの解放的な空気とあまりの旨さにご機嫌だ。向こうもニコニコ、私もニコニコ。幸せな時間だ。

ちょこっと乗ってるお菓子も美味しい。

 

去年か今年か、松屋で期間限定発売されていたマッサマンカレーが美味しかったのだが、あれはタイ南部の料理。プーケット=南部。はい食べましょうそうしましょう。

あー、ちょっと違うな。。。松屋の日本人向けにアレンジされた方が好み。

 

2泊しかしなかったのでそんなに時間はなかったのだが、あまりに美味しかったので夜に再訪した。

 

入店してしばらくすると、隣に欧米人の30代くらいのカップルがやってきた。何やらチラチラとこっちを見てくる。なんだなんだ、アジア人差別か?と思ったが、ネガティブなオーラは感じない。まあいいや、気にしない気にしない。連れと日本語、英語、タイ語をごちゃ混ぜにしながらあーだこーだしゃべったり動画撮影したりした。昼はミルクティーが美味かったが、夜はサテが美味い。サテってインドネシア料理だった気がするがまあいいか。

お会計。すると、先ほどの欧米人カップルの男性の方が、私の目を見てにっこりと満面の笑み。思わずこっちも笑顔で返すが、なんだこれは!連れに聞いてみると、「そんなの決まってんじゃん。あんたがベラベラ喋りながらオーバーリアクションしまくってたからだよ」だと。なんと!動画も撮っていたのでそれを見せてもらったら、確かに普段の自分とは思えないテンションであーだこーだしゃべって体を動かしている。なんてイキイキしているんだ!これが外国モードの俺か!どうりで楽しいわけだ!その後もあちこち食べ歩きしながらアロハシャツ買ったりプールで泳いだりした。ビーチ方面はわからないが、オールドタウンは街歩きが楽しいし人もそんなにいないからゆったりするのに良かった。

学生のサークル活動みたいな店。

今回訪れた時は、たまたまギンジェーが行われていた。野菜を食う週間のこと。

 

関羽

 

さて、ついつい長くなってしまった。。。メインはパタヤなのだ。

パタヤパタヤは5月のタイ旅行でも訪れたのだが、帰国時に必要な陰性証明書を手に入れるためすぐにバンコクに戻ってしまったので何もしてない。悔しいのでリベンジだ。なお、今回はパタヤを愛している旅仲間とたまたまスケジュールが重なったので共に行動した。

 

結論から書くと、パタヤはとても快適な場所だった。ちょっと驚いた。あまりに快適なので予定より2日間延泊してしまったくらいだ。何がいいか。

 

まず、人が少ない。朝ホテルを出て食堂に向かう道も、デパートに遊びに行く道も、いつも空いていた。人混みが苦手な私にとってこれは嬉しいポイントだった(今は中国人が押し寄せてきてないからという話も聞いた)パタヤを経験すると、バンコクの人や車の量にうんざりする。

 

次に、ローカルな人たちと繋がりやすい。空いてる食堂に毎日通うと自然と関係が発生するし、床屋に行ったら面白い話が色々聞けた。食堂で一緒だったタイ人客とたまたまターミナル21で再会したら飯を一緒に食おうと誘われたりもした。こっちが勝手に思ってるだけかもしれないが、繋がりを感じる。そうすると、また訪れたくなる。もちろんこういう関係はどこでも発生するわけだけど、私みたいにコミュニケーションに積極的でない人間も受け入れてもらえる温かみはパタヤの良さかなと。バンコクでそんな経験はほとんどない。

なぜだか知らないが、ピセート(大盛り)を注文したら笑われた。

 

そして、ソンテウという素晴らしい乗り物。山手線のようにぐるぐると決まったところを回り続けている乗合バスみたいなもので、10バーツ(40円)なのでお気軽に乗れる。降りたいときはブザーを鳴らせばどこでも下ろしてくれるのも嬉しい。お客は韓国人の学生の集団から夜の街のお姉さんたちパタヤ在住だと思われる高齢の欧米人たちなど多種多様だ。面白いのは、この狭い車内でコミュニケーションが発生することだ。ある時は目の前のおばちゃんが「汗拭きなさい」と大量のティッシュをくれた。またある時は、乗客それぞれが「私はシンガポール人よ」「俺たちはイランからきた」「俺はアメリカ出身のサーフィン野郎だ!へへ」みたいな感じで自己紹介を始めたりもした。何だこの空間は。また、日本の電車でよくある2席分を1人で占領する座り方なんてものはここにはない。乗客が乗ってきたらみんなすっと席を詰める。それは老若男女に見られるもので、若い女性でも全然抵抗なくやってくるのは少し驚いた。日本の電車だと女性の隣に座ることは抵抗があるんだけど、ここではそんなこと一切お構いなし。いいから詰めろよ、ここは公共空間だろ!そんな雰囲気がある。慣れてくると清々しくなってくる。

 

もちろんパタヤといえば夜の街。ウォーキングストリートなどあちこちに遊び場がある。旅仲間がそっちの方面に詳しかったので社会科見学ツアーを組んでもらった。道の両端に大量の女性がいて声をかけてきたり腕を引っ張ってくる空間はあまりに非日常でどう振舞っていいのかわからない。しかし彼は慣れたもので、ニコニコしながら幸せそうに歩いていた。店に入って飲んだりもしたが、彼は日本にいる時には一度も見せたことがない緩み切った顔でニヤニヤしており、大変面白かった。

 

最後に、地味に良かったのがプールのある生活だ。元々泳ぐのは好きなんだけど、日本だと体育館に行く必要があるし、帽子を被れだのスマホは持ち込むなだの、何とアップルウォッチまで禁止されてたりする不自由さ。ところがパタヤのホテルプールではそんなことを気にしなくて良い。入りたくなったらすぐに着替えて下に降りればいいだけ。スマホで自撮りも出来るし、欧米人は大体周りのベンチに座って日向ぼっこしたり本を読んでいるのでプール独占だ。もちろん日本の体育館プールよりサイズは小さいが、逆に25メートルに縛られない体験が出来て新鮮だった。泳ぎたいように泳げばいいし、泳いだ距離なんて測らなくてもいいのだ。ああ、自由!とにかくこのプールが快適で、毎日泳いでいた。多い日は1日3回泳いだこともあった(何しに来たんだよ)。プールのある生活、良い。ステータスとしてではなく、実際に快適な生活を送れそう。パタヤコンドミニアムにはプール、ジムつきが結構あるようなので、ここに住めたら人生楽しそう。

 

まとめ

今回のタイ旅でパタヤという新しい居場所が発見できて良かった。生きることがしんどくなったら一度日本から離脱して、あったかいタイへ。バンコクももちろんいいけど、人の少ないパタヤでのんびり泳いで整えるのもありよ。

焼肉サブスクを1ヶ月やってみた感想

焼肉サブスク。なんて甘美な響きなんだ!音楽じゃない、映像じゃない、焼肉のサブスクだ。月額払ったら毎日焼肉を食べれるなんて、こんな夢のような話があるだろうか。男子たるもの、一生に一度はやってみたい毎日焼肉、いつやるの、今でしょ!さあ飛び込め!

 

今回試したのは、焼肉ライクの「焼肉フィットネス」だ。お試しじゃなく通常プランを選んだので月額14,080円で毎日焼肉が食べれる。土日も休まず毎日欠かさず通う予定なので、30で割るとおよそ470円。470円で焼肉セットが食べれるなんて素晴らしい!

www.yakiniku-like.com

 

では、実際どうだったのか。ざっくり振り返ってみよう。

直前

ワクワクだ。毎日ジュージュー焼肉なんて夢みたいだ。ご飯、スープ、キムチ、生卵もおかわり無料だから肉を食べ切った後も楽しいぞ。焼肉のタレをぶっかけた卵かけご飯とか良さげだ!野菜も貴重な栄養素なので辛いのダメだけどキムチも食べよう。元を取れ!うひひ。

序盤

焼肉セットは3種類から選べる。レバーは苦手だから、低脂肪の鶏肉コースとロカボのハラミ云々コースだな。美味しい美味しい。ジムで体を鍛えている人向けのサービスだからカルビのような脂系はないんだけど、いいよいいよ。焼肉のタレも種類が豊富にあっていい感じ。通うの楽しい。店員さんも毎度いろんな人がいて人によって接客違うなあとか見てるのも楽しい。

中盤

だんだん感謝の気持ちが失せてきた。確かに焼肉なんだけど、お祝い事があった日の焼肉とは違うレベルの肉だ。「うわ、うっめええええ」レベルではもちろんない。タンパク質摂取のための塊に思えてきた。いや、そもそもこのサブスクの名前は「焼肉フィットネス」であり、トレーニングした体に焼肉で栄養を摂取しよう!がコンセプトなんだからその感想で正解なんだけど。だんだん店にいくのが億劫になってきたが気のせいだろう。あれ、なんかお腹も痛くなってきたぞ。

終盤

店に行くのがとにかく面倒臭い。点火する作業を4日に1回くらいミスるんだけど、その度に店員さんにhelpしてもらうのが気まずくて疲れる。肉を焼くのがめんどくさい。食べても感情が動かない。そしてお腹が痛い。肉って毎日欠かさず食い続けると腹にくるのか知らなかった。

最終日

お疲れ様でした。達成感と解放感!

 

こんな感じ。

 

基本的に序盤の1週間ほどは順調だった。友人たちからは「飽きない?w」とか言われたけど、いやいやまだまだ嬉しいよって。元々毎日同じものを食べるということに抵抗は薄いタイプで、日常的に食べるものは大体決まっている。それもあって楽しく取り組めた。ご飯のサイズも大盛り+小盛がちょうどいいな、とか、生卵は2個だな、とか自分の中で適切なサイズ感を探り当てていくのも楽しくて、通うほど発見があった。にっこりだ。

 

それがだんだん崩れてきたのが、2週間が経過したあたりだろうか。お腹が痛くなってきたのである。もちろんお店の肉が悪いという意味ではない(それだったら序盤からお腹を壊してるはずなので)。焼くことがめんどくさくなってきたので十分焼けてないままに食べてたりしてたからだろう。あるいは私の腸の問題かもしれない。いずれにしても、腹痛が発生するようになる。テンション下がる。また、焼肉というイベントが日常化され、それどころか作業になってきた感じが出てくる。にっこりがなくなる。

 

そして、最後の1週間ほどは、もうただの仕事。毎日行くと決めたから行くのだが、店に行くこと自体が億劫でしょうがない。もう楽しいイベントでは無くなってしまったので早く済ませたいと思い、お肉を中心に食べる。ご飯のオーダーは辞めてしまった。まあそっちの方がダイエットや筋肉アップにはいいのかもしれない。ああ、蕎麦食べたいなあ、寿司食べたいなあとか言い出す。早く終われよと祈り出す。

 

そして最終日は解放感と達成感に満ち溢れる。お疲れハッピーフリーダム!

 

正直にいうと、ハッピーな気持ちで終わると思っていた。さっきも書いたけれど、比較的同じものを食べる日常に抵抗がないタイプなので、焼肉1ヶ月はいけると踏んでいた。しかし、現実は厳しかった。肉を食べるということだけでなく「店に行く」という作業も非常に億劫になるというのは発見だった。毎日労働してるので毎日何かをするとかどこかに行くということはそんなに苦じゃないと思っていたのだけど、店に行くのははっきりとストレスになっていた。

 

ちなみに、このプロジェクトを開始した時、そしてその過程において、誰からも「いいね!」「羨ましい!」と言われなかったのは面白い。毎日焼肉だぜ!?魅力的じゃん!でも、友人が言っていたのは「絶対飽きるよそれ」「焼肉はたまに美味しいものを食べるからいいんだよ」という非常に大人な意見で、そんなのやってみないとわかんねえじゃねえか!と息巻いたわけだけど、彼らが正しかった。チキショウ。

 

ただ、もう一度言っておくと、この焼肉サブスクは「ジムで体を鍛えてる人たち向け」である。美味しさがメインじゃないのだ。そこはちゃんと押さえておかないといけない。「毎日焼肉?!ヒャッホー天国じゃんやるしかないね!」とかはしゃいでいた私が間違っていた。

 

まとめ

私のように毎日焼肉という言葉にテンションあがっちゃう人はやめておいた方が良さげ。期待値が無駄に上がりすぎて色々大変だと思う。一方で、本来のターゲット通り、日々トレーニングに励んでおり焼肉を毎日食べながらボディメイクをしたい人、料理がかったるい人なんかはやってみたらいいかもしれない。

 

p.s. 体重は2キロ落ちました。