atoiuma’s blog

人生あっという間。マイペースにおもしろく。

今年の振り返り in 2020

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コロナで世界中が大変だった2020年も、今日が最後だ。

 

別に新年を迎えたところでコロナが終焉するわけじゃないし、むしろ日本では感染者数が増え続けているわけで、状態は悪化している。それでもやっぱり年末は一つの区切り感が強い。振り返るには良い機会だ。

 

というわけで、ざっくり今年を振り返ってみよう。

 

試しまくった1年

今年はとにかく試行錯誤した1年だった。マシンガンを打つように好奇心に任せて動いてきた感じがある。もちろんうまく行ったものもそうでないものもあるのだけど、思いつく限り列挙してみよう。

  1. 42tokyo受験→落選
  2. toeic885獲得
  3. タイ語学習スタート
  4. インドネシア語学習スタート→目的を見失い挫折
  5. 東京通信大学に入学
  6. 毎日4時起き生活
  7. 毎日働く実験(3/30〜)276日連勤で終了
  8. 歯のケアの新しい習慣(歯間ブラシ、デンタルフロス
  9. トリプルワーク
  10. デイトラ(ウェブデザインは挫折、現在動画編集コースに取り組み中)
  11. 友人のyoutubeお手伝い
  12. このブログをPROにした
  13. solioで毎月の寄付

こうして書き出してみると、改めていろんなことをやってきたなぁと。収穫だったのは朝の4時起き生活で、これは今後も新しいスタンダードとして定着させていきたい。満員電車がない世界って、本当に快適ですよ。

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なぜ今年にそんなたくさんのことにトライできたかというと、コロナのおかげだ。コロナによって私の生きがいである「海外」がもぎ取られてしまった。これは結構なストレスで、海外から刺激や気分転換をもらっていた私には大きな穴が空いてしまった。さて、どうしよう。。。

 

出来ないものは出来ないのだから受け入れるしかない。コントロール可能なものに着手するのが残された道だ。非日常がダメならば、日常をアップデートするしかないぜ。。。ってことで、海外に行けない飢えを日々の生活にぶつけた。

 

そしたら好奇心が爆発し、まるで日常を非日常に変換するかのようにトライが始まった。実際に行動に移すと、フィードバックが返ってくる。それが望ましいものならば加速させ、イマイチなら修正する。日々小さく生活をデザインし続ける。これがとても楽しくて、気づいたら毎日4時起き、毎日労働スタイルになっていた。

 

自分自身への理解も深まった。放っておくといつまでも何もしない自堕落人間だが、うまくシステムを作ってあげるとちゃんと稼働する。根性論は一切役に立たない。気合ではなく、システム。

 

「なぜ人は試さないのだろう。(中略)試せば試すほど、人間はどんどん智慧を身につけていく。そして恐怖心が和らいでいき、どんな困難な状態であろうと淡々と生きていくことができるようになる」

 

とは、「独立国家のつくりかた」に書いてある坂口恭平の言葉だけど、まさに試すことで人は賢くなるのだと実感した1年だった。

 

海外がより身近になった1年

今回のコロナの特徴の1つは、全世界が当事者になったことだと思う。毎年世界中で様々な天災や事件事故が起こるけれど、それは大体ローカルな話に過ぎなくて、他所の国にとっては他人事だったりもするので。

 

全世界の人たちが当事者になると何が起こるかというと、海外の人たちと共通の話題があるのでコミュニケーションがしやすくなる。去年よりもチャットのやりとりをする回数が明らかに増えたし、新しい人間関係も生まれた。コミュニケーションをとると、その国にも関心が生まれて調べるし、コロナ対策はどうなっているのか話したりもする。「日本に行く予定だったのに、コロナでキャンセルだよ!早く日本に行きたいよ!」なんて言葉もたくさんもらった。海外に直接は行けないけれど、コミュニケーションは毎日取れる。これは21世紀に生きてる幸運の一つだなあと。

 

タイ語を学んだことも大きい。タイの人は、タイ語を学んでいると伝えると親身になってくれるケースが多い。発音をボイスメッセージで送信すると、厳しくチェックしてくれるので助かる。タイ人の中には日本語学習者も多いので、お返しにこちらが日本語を教えたりもして、いい感じの関係も築けた。もちろん言語の話だけではなく、例えば今年はタイで王室・政権反対デモが盛り上がったが実際どんな感じなのかとか、日本で得た情報を伝えて本当に正しいのかを聞いたりもした。おかげで、タイへの距離がグッと近づいた。早くタイに行きタイ!

 

半自閉した1年

今年読んで良かった本はたくさんあったのだが(今年のベスト5!とか書く前提で読書すれば良かった!)、そのうちの1冊に坂口恭平の「自分の薬をつくる」がある。

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この本に書かれている日課=薬」や、自閉というアイデアは、生活をデザインする上でとても参考になった。実際に私は毎日4時に起き、毎日働くという「薬」を作ったことで調子が良くなったし、人と会う量を減らした(コロナによって自然に減ったとも言える)おかげで楽になったところがある。

 

不謹慎に聞こえるかもしれないけれど、コロナ社会は私にとって割と快適な環境だった。もちろん海外に行けないのは大ダメージなのだが、人混みが苦手な私にとって人が少ない空間は助かるし、髭を生やしていきたいのでマスク着用義務も嬉しい。外出自粛に関しても、そもそも普段から大きい駅(新宿、渋谷、秋葉原など)はストレスなのでなるべく行かないようにしているし、最低限仕事の移動と、たまに友人たちと空いたカフェで会うくらいのもの。よって、ストレスはなかった。家で本を読んだりネットを閲覧したり文章書いたり勉強したり、あるいは友人たちとチャットしたり。それで私はちゃんと幸せだった。

 

小見出しを半自閉としたのは、引きこもり以上一般人未満だったと思ったから。仕事はするが、それ以外は外に出ず家にいる。一部の人たちとはしっかり交流するが、乗り気じゃない誘いは全部断り、一人の時間を味わう。人と会うこともあるが、チャットで満足することも多かった。

 

引きこもりから脱出し、旅をするようになって多くの人間とのコミュニケーションを経験した。国内に満足したら、次は海外へ。英語をちょろっと身につけただけで、世界は一気に広がった。言語も宗教も文化も肌の色も違う人間たちとのコミュニケーションは、日本人とのそれよりもずっと刺激的だった。新しい人と会うってこんなに面白いんだ!達成感もあった。

 

そうやって拡大路線でここまで来たのだけど、やっぱり根っこは引きこもり気質なんだなとコロナ社会で再確認した。引きこもりにはならないが、外交的でもない。半自閉くらいのポジションが、一番良い塩梅なのかもしれない。

 

まとめ

2020年は後世に語り継がれる記録的な1年になってしまった。その環境変化によって、私自身の人生にとっても忘れられない年になった。

 

改めて、人生は何が起こるかわからない。やれることはやっておくべきだし、なるべく自分に正直に時間を過ごした方がいいなと。その点で、今年はだいぶ好き勝手に生きたので悔いはない。

 

「人生あっという間。マイペースにおもしろく」がこのブログの副題だ。来年もこの言葉に沿って、ご機嫌に生きていきたい。良い1年になりますように。