9ヶ月ぶっ通しで働いてみた感想
いよいよコロナ禍で世界中が苦しんだ2020年が終わろうとしている。まさかこんな時代を経験することになるなんて思いもしなかった。世界史に刻まれてしまう1年、よくぞ生き抜いた。
さて、そんなコロナ禍で3月から取り組んでいた「快適に生きる」実験がひとまず終了するので、その記録を書いていく。
まずは、今までの過程を。
最初は早起きから始まった。早起きするといろんなお得がありますよという話。特に満員電車を避けられたことは本当に大きい。
仕事が休みの日に早起きが難しいということで、毎日働いてみることにしたという話。
毎日4時起き、毎日労働の生活が板についてきたという話。頑張らないこと、人間関係が良好なこと、緩い強制力があることが継続のコツだと書いてある。
以上を踏まえた上で、276連勤達成した今の気持ちや記録を。
負荷を増やしたら、徐々に疲弊してきた
ずっと午前中〜の仕事をダブルワークでやってきたのだが、11月から夜のバイトも加えてのトリプルワーカーとなった。私の計算では、問題なく稼働できるはずだった。
実際にやってみると、不可能ではなかった。健康も害していないし、ちゃんとサイクルは周る。ただ、徐々に疲弊してきた感がある。それは寒さのせいかもしれないし、飽きのせいかもしれない、あるいはオーバーワークなのかもしれない。
まあ、バイトで生計を立てるのにも限度があるし、このスタイルで行けるところまで行った感がある。
自分の取説をつくるということ
276日、つまり9ヶ月以上毎日休みなく働き続けると、働くことが本当に当たり前になる。オンとオフも曖昧になって、実にいい感じだ。これが私の一つの正解なんだな。
自分で訓練して引きこもりを脱出し、人とコミュニケーションすることや国内外の旅は出来るようになった。しかし、働いてお金を稼ぐということがどうにも苦手で、大きなネックになっていた(今でも苦手だけど)。そんな私が、毎日強いストレスを感じずに働くことが出来ているのが信じられない。これは大きな希望であり、発見だった。
「頑張る」とか「根性」は私には機能しないソリューションだ。だから、工夫が必要。自分はどうやったら稼働するのか、どうしたら快適なのかを試し続ける。やり方が重要なのだ。それは今回の実験で証明されたと思う。
21世紀になって、どんどん科学技術が進んでいる。その中で「人類全体の取説」である脳科学も発展しているが、しかしやはり人間はそれぞれ遺伝子、条件や能力、嗜好が異なる。自分の取説は親がプレゼントしてくれるわけじゃないから、自分で作らないといけない。そのためには、とりあえずやってみて反応を見るしかない。地道な作業だけどやっていると結構楽しいし、気持ち良いポイントが見つかると幸福度がグーンと向上する。
友人たちには「すごいね!私には真似できない!」とか「やっぱりあんたは変態だね」なんて言われている。4時起きは確かに少数派だと思う。常識外だ。でも、だからこそ隙間がある。競争相手がいない空間は快適だ。みんな常識に従うのなら、私はそれを解体して自分に合ったルールに構築し直して、隙間に生きていきたい。
仕事はできるが、自己学習はなかなか定着しない
朝4時に起きること、毎日働くことは出来た。どうすればその生活が維持できるかもある程度ノウハウが溜まった。ところが、このメソッドが勉強にはなかなか応用できない。
タイ語、プログラミング、大学、動画編集などやることはたくさんある。加えて、このブログだったり読書もしたいので、テキパキバキボキやっていかないといけない。ところが、なかなかうまく自分が稼働しない。ポモドーロテクニックを使ってみたり、昼寝を取り入れてみたり、ご褒美を設定したりもしているのだが、しっくりこない。これがちょっと悔しい。来年の課題だ。
まとめ
この実験は、コロナ禍だからこそ出来たことだ。もしコロナがなかったら、とっくに連休取ってタイに行ってカオマンガイ貪ってたよ!
コロナによって翼をもがれたからこそ、なんとか地上での生活を快適にするために試行錯誤を重ねた。すると、そこそこの成果が手に入った。そういう意味ではコロナのおかげだとも言える。なんでもご機嫌にプラスに使っていくスタイル。
もう人生で276連勤なんてすることはないだろう。来年はコロナが落ち着いて海外旅行に行けると信じているので、ガッツリ休んで異国の空気を腹一杯吸う予定。
くだらない実験だったけど、取り組んでよかった。